今公演、マイ初日です。
チケット難で🥹
人気が出るのは嬉しいのですが、チケットが取れないのは困ったものです。
席は2階の端の方…
でも、見れるだけいいかなぁ。
自由劇場は、1階後方や2階でもそれほど見にくいことはないので。（よくできた劇場です）
こんな感じです。思ったよりも見やすいです。
キャストは、新キャストが多いです。
ジーザス 加藤迪
ユダ 吉岡慈夢
マリア 守山ちひろ
カヤパ 金本和起
アンナス 吉賀陶馬ワイス
司祭1 佐野正幸
司祭2 玉木隆寛
司祭3 川原信弘
シモン 大森瑞樹
ペテロ 大空卓鵬
ピラト 山田充人
ヘロデ 劉昌明
第一印象は、どことなく、若い舞台だと思いました。たぶん、吉岡慈夢さんの声が若々しいので、そう思ったのかも。（はずむいい声）
ユダは、とても重要な役ですからね。
元々、バレエダンサーなのですが、歌は上手かったと思います。が、まさか、ユダを演じるとは、正直、驚いていました。歴代ユダといえば、四季を代表するようなパンチのある歌唱力の人ばかり。
これは、大抜擢ですよね。
吉岡さんは、その大抜擢に応えるように熱唱していました。かなり丁寧に歌っていたかなと思います。あんなに歌えるんだとびっくり。
オーディションで、吉岡さんを選ぶ四季もすごい。
もっと、気楽に歌えば、さらに、パンチ力が増したような気がします。
あえて言いますと、シャウトは弱い気がしました。あれ、難しいてますよね。これは、テクなので、もっと経験が必要かもしれません。
あと、スーパースターのラストの部分、あそこは、見せ場なので、もっと、アレンジを入れて聞かせてほしいなぁと。（まだ、この役が始まったばかりですから）個人的な好みだと、芝さんですが、古くは沢木さんのがベストだと思います。
そして、ジーザスの加藤迪さん。
歌、音程がとても安定していて、声がきれいです。
吉岡さん同様、丁寧に歌っている感じかしました。
ゲッセマネは、神永さんとは違うアプローチに感じました。加藤さんは、ジーザス・クライスト＝スーパースターの主旨（ジーザスは神でなく人間）通りに演じている感じです。これは、ありですね。
そして、そのせいか、全体に、神永さんに比べて、静な感じです。神と対話している感じ。歴代ジーザスは、やはり、神として演じている傾向がありましたが、加藤さんは人間ですね。
あえて言えば、ファルセットが弱いかなと感じました。そして、吉岡さん同様、シャウトが物足りないですが、どちらも経験だど思います。
2012年に神永さんのジーザスデビューを見ましたが、その頃の神永さんより加藤さんの方が完成度は高いと思います。ただ、神永さんは、相当お稽古をしたのが、見るたびに上手くなっていき、現在の形になりました。シャウトなど別人のようです。
今後、加藤さんがジーザスになる機会が増えると思いますが、ますます、進化していくのだろうと思います。
抜群に良かったのが、マリアの守山ちひろさん。
なんとも包み込むような歌声。ジーザスへの想いが伝わりますね。美しいソプラノ（メゾ）ですね。
私はイエスがわからないのラストは、愛してる⤴️と上げる歌い方です。江畑さんは愛してる⤵️と上げません。
歴代、江畑さんの歌い方をする人はいなかったように思います。守山さんの歌い方の方が慣れているせいか、しっくりきますし、守山さんの澄んだ声が高く伸びるがいいですね。
劉昌明さんのヘロデは、「さすが劉さん」って感じでした。オベグラで見ていましたが、あの目つきがいいですね。ジーザスを小馬鹿にした感じがよく出ていました。
ヘロデガールズやソウルガールズは、美しかったです。
スーパースターのときは、頂点が小島光葉さん、下手が光井さやさん、上手が川田菜々子さんです。
ヘロデガールズは、プラス高倉恵美さん。
佐野正幸さんの司祭は、いい声。川原信弘さんも、玉木隆寛さんもいい声。もちろん、カヤパの金本和起さんも良い声。でも、ぜーんぶ、アンナスのワイスさんが甲高い声で、持っていきます。
これも、ジーザスの名シーンかも。（しみじみ）
山田充人さんのピラトは、迫力増していましたね。
アンサンブルは、余裕がなく、よく見れませんでしたが、武智さんのおひげは立派でした。
あと北中芹香さんの同枠は、古森麻由さんですね。
まだ、出演していませんが、そのうち、出てくるのでしょう。
新キャストが多くて、正直、ちょっと心配していましたが、それなりに魅力的な舞台でした。
ロックミュージカルですから、もっと、ロック調でもいいのではと思います。
（前記のように、丁寧に歌ってるので、ロックっぽくなりにくいかも）
それにしても、この題材は、難しですね。解釈の問題ですが、ジーザスは神か人間か？
今度は、神永さんで、見たいですね。
