昨日は、久しぶりにブログの更新をしませんでした。

「ちょっと、ネタがないかも」

というのが本音ですアセアセ


でも、週半ばのキャスト変更がないのは、とてもいいことですね😁


さて、以前から書こうと思っていたのが、宝塚の問題です。


ぼくは、宝塚歌劇団の公演は、一度も見たことがないです。だから、どんなものか、まったくわかりません。


だから、宝塚のことを書くというより、四季を通して宝塚を見てみると、こうかもしれないという考えを書いてみます。


でも、今回の問題は、いろいろと考えさせられます。

パワハラやいじめについては、実際に何が起きているのかはわかりませんが、報道を見ていると、そういう企業文化(体質)はあったのだろうと思ってしまいます。

ヘアアイロンの言い訳はちょっとね…

一般論かもしれませんが、古い企業には、大なり小なりそういうところはあるのではないでしょうか。


わかりやすい点で気になったのは、労働時間の長さです。

四季の週間予定キャストを毎週書いていますので、宝塚の俳優さんが舞台に立つ時間の長さは、何となく長いのだろうなぁということがわかります。


以前は、四季でも連投続きの人も多かったものです。

有名なのは、マンマの初演で、約2年間、保坂知寿さんが1人でドナを演じたことでしょうか。

保坂さんに変わる人がいないのはわかりますが、こういった俳優の酷使が、結果的に、退団につながっていったのかもしれません。


当時は、浅利慶太ワンマン体制でしたから、無理も通ったのかもしれませんが、今の吉田分業体制になると、そうはいかないのでしょう。


しかし、世の中を変える事件が起きました。

コロナです。


コロナをきっかけに、さまざまなことが変わりました。四季では、演出関係の体制が変わりましたし、報酬体系も変わったと思いますし、働き方改革じゃないですが、俳優さんの連投も、平均すると明らかに短くなったと思います。


上演演目にも変化がありますし、ネット配信を始めたり、さらに、集客手法も変わりました。


これは、コロナをきっかけに企業の運営を変えていった吉田社長の英断だと思います。


さすがに詳しいことは、わかりませんが、四季ファンを長く続けていると、その変化はとてもよくわかります。


そして、なぜ、吉田社長にそういう決断ができたかですが、やはり、後がなくなった危機感だと思います。当時は、四季を存続できるかどうかの危機感で、前例とか慣習などを考慮するより、生き残るために何をすべきかという発想に立ったからこそ、変化の決断ができたのだと思います。


ぼくのような一部の(コロナでも観劇を続けるような)オタクだけでは、(経営が)やっていけないこともわかったのだと思います。


結果的に、その決断が、四季の新しいカルチャーを作り出しているように思います。

俳優さんもスタッフさんも、目標が明確であれば、変化にも耐えれるはずです。


一方で、宝塚の経営者は、コロナの時、そこまでの危機感はなかったのかもしれません。(違ったらすいません)

というのは、親会社が阪急阪神ホールディングスなので、四季のような存亡の危機は小さかったと思われます。


つまり、変化をする動機が弱かったのかもしれませんね。

もしかしたら、この辺に、差があるのかなと思います。


宝塚歌劇団の経営者は、悪しき慣習と思われるものをやめて、歌劇団の方が働きやすい環境を作ってほしいものです。

人が1人亡くなっていることは、相当に重いことだと思います。(亡くなった方のご冥福をお祈りします)


これは、四季とか宝塚に限らず、変わる者と変わらない者の差は、どこにでもあるのだと思います。


少子化になり、子どもの数は少なくなっています。

その分、子どもは大切に育てられる傾向があります。

そのため、若い世代は、ハラスメントなどに敏感なのだと思います。

ハラスメントがある組織には、人が集まりにくくなるのではないでしょうか。

誤解のないように言いますが、厳しさといじめは異なるものだと思います。


変わるのは大変ですが、早く変わった方が楽しく生きれるように思います。


やはり、吉田社長は、非凡な経営者だと思います。

さすが、浅利慶太さんが見込んだだけのことはありますが、たぶん、本人の覚悟がすごいのだと思います。


宝塚は、ぜひとも、この苦難を乗り越えて、復活してほしいものです。


労働基準監督署が宝塚歌劇団に立ち入り調査をおこなっています。経験的に、労働基準監督署の調査は厳しいものとの認識です。(電通の例など)

改善点があれば、しっかり改善してほしいものです。


(気を悪くした方がいたら、申し訳ございません。)


四季でも2018年にパワハラ問題がありました。

これも詳しいことは分かりませんが、結果として、パワハラをした人は劇団を去っています。

これは、どういう辞め方なのかわかりませんが、処理としては、正しかったのだろうと思います。


こういう事件をきっかけに、俳優の指導方法など、変化していったのかもしれません。

繰り返しますが、厳しい指導とパワハラは紙一重かもしれませんが、大きな違いがあるのだと思います。


ミュージカル界全体(やる方も見る方も)がより良くなればいいですね。