ノートルダムの鐘、いいですね。

何回見てもよいです。


しかも、今日は、初めて見るキャストさんが多いのです。

フロロー道口さん、エスメラルダ 山﨑さん、クロパン白石さん。

とても楽しみでした。


第一印象ですが、道口フロローが、若か見えるので、雰囲気がガラリと変わりますね。これは、すごいことです。

ややもすると、違うお話なくらいの変化です。

ジェアンとも兄弟らしく見えるし、若くして、権力の頂点に登ったというのがよくわかります。


道口さんは、ルミエールの時もそうですが、歌のアレンジがとても上手いです。そして、セリフの言い回しが感情を思いっきり出してきます。

野中さんの上手い演技とは、一味違うリアルさがあると思います。


あと、歴代フロローと比べて、キーが高いです。

これは、好みの問題だとだと思いますが、芝さんや村さんの方が威厳を感じやすいと思います。

よって、最初は違和感でしたが、慣れてくると、道口ワールドに引き込まれていますね。

いわゆる変幻自在な感じ。

そして、ヘルファイヤーは圧巻でした。

あれだけ声量があり、そして、フロローの苦悩を語りかけ、心の叫びを見事に歌いあげていました。


ラストのカジモドとの争いもリアリティありましたね。


怖いフロローというより、専制君主的な感じが強かったです。だから、自分の思い通りにいかないと声を荒立ててしまい、どうしていいのかわからなくなるのでしょう。


山﨑遥香さんのエスメラルダは、美女ですね。

目鼻立ちがはっきりしているので、表情がとても豊かに見えます。

特に、時折見せる笑顔は最高です。

世界の頂上での楽しそうな表情が忘れられません。

そして、ラストの死ぬ間際も、悔しさを見せたかと思えば、カジモドに最後の笑顔を見せてくれました。

すごく感動的でした。

泣く演技は、松山さんの方が一日の長があると思います。

演技がとてもすばらしいのですが、歌もかなりのものでした。パリアメに出演していたくらいですから、ダンスは得意だと思うのですが、歌がいいですね。

ビブラートも効いていて、声量もありますし。

気になったのは、2〜3回、語尾が聞き取りにくいことがあだだことでしょうか。


白石拓也さんのクロパンは、とても良いです。

歌が上手い、音程が安定しています。

表情も人を食ったようなところがあり、ジプシーのボスらしさが出ています。

今、ルミエールのお稽古だと思いますが、白石さんのルミエールは、かなり歌えるルミエールになりそうな予感がしました。楽しみです。


寺元健一郎さんのカジモドは、一段と良くなっていたように思います。

現実のカジモドと夢のカジモドの使い分けがお見事でした。

道口さんの影響なのか、歌い方も変わっていて、より感情表現を重視する歌い方になっていました。

天国の光なんて、カジモドの思いがよく伝わってきます。

石になろうもカジモドの行き場のない怒りと苦しみ、自分への限界などがよくわかります。


光田健一さんのフィーバスは、まあ、カッコいいですね。

バリの人々よ🎵

ってところは、誰が見ても胸熱ですよね。

日本語も以前と比べると問題なくなり、いい俳優さんになったと思います。


アンサンブルでは、中田雄太さん、キラリと光る演技が良いですね。

中山理沙さんは、グリンダが待っていますが、なかなかユーモアもありそうで、これは、行けるかもって思いました。


きららさんは、迫力ありますね。←とてもほめてます


ノートルダムの良さは、歌の洪水にあると思うのですが、1幕ラストのエスメラルダは、そんな歌の洪水を浴びるので大好きです。

クワイヤの存在は大きいです。、


カーテンコールも何回も出てきてくれてありがたいですね。


また、見に行きます。