満足感いっぱいで、劇場を出ると、まだ、エルサが怒っているのか、凍えるような寒さに冷たい風。

帰りの電車の中が、なんと、暖かいことか。


定期的に見ているつもりですが、三井莉穂さんのLIGは圧巻です。

というか、見るたびに、鳥肌。

あれ、地声ですよね。

あの曲を終始地声で歌える人、そんなにいないと思います。

あと莉穂さん、表情が豊かになってきたと思います。

戴冠式で、ミスした時の表情は、本当に「あっ、しまった」って顔になっています。


でも、今日、一番感動したのは、三平果歩さん。

最近、他のアナが続いていたこともありますが、歌が素晴らしかったです。

アナのはちゃめちゃ感はいつものようにさすがなのですが、はちゃめちゃに動いていても、歌(音程)が安定していました。


そして、フィナーレで


たくさん話すことがあるの

これからは 何でも話して

夢を見ているみたいよ

エルサ あなたは 自由よ

ありのままの あなたの魔法

見せてほしい🎵


とアナが歌う場面、アナの感情がとても出ていました。月並みな表現をすれば、エルサに話しかけるように歌っているのです。

この語りかけるように歌うのって、とても難しいですよね。

アナの気持ちがすごーく伝わってきて、それに対してエルサが、


魔法はあなたよ♪


と返すのが、とても効いて(生きて)きます。

三平アナ、すごくすごく良かったと思います。


歌で、まあ、よく声が聞こえてきたのが、大岡紋さん。よく声の通ること。

座っていた位置も影響していると思いますが、アンサンブルとして登場している時は、「あっ、大岡さん」とすぐわかるくらいです。


「誰でも完璧じゃない」でも、大岡さんの声が目立っていましたが、吉原花子ナディーカさんは、それ以上かもしれません。

場を盛り上げるため、掛け声を出すのですが、ナディーカさんの声は、リズム感があり、しかも、大音量。

歌も、いわゆる、「ため」ができて、聞き応えがあります。


そこに、クリスティーヌの声(海沼千明さん)が聞こえてきて、もう、何だか最高な気分でした。


ナディーカさんと言えば、渡久山慶さんがパートナーですが、渡久山さんの存在感はずば抜けていました。

(阿久津さんがいれば、阿久津さんかな?)

渡久山さん、次はランクです。

この手の役は初挑戦かもしれませんね。

楽しみです。


大家征也さんは、初めて見ました。

ずっとリトマの5枠でしたよね。

歌は上手いと思います。

丁寧に歌い上げる感じです。

音程が安定していると思います。

一方で、たぶんですが、ダンスはちょっと苦手かもしれませんね。(違ったらごめんなさい)

ハンスとして、ひと通りこなしていましたが、流れるような動作ではなかったです。

歌に磨きがかかり、演技が上手くなれば、ラウルの方が向いているかもと思いました。

歌がいいだけに楽しみです。


その他、初めましては、小城かえでさん、松下由季さんでした。

2人ともすぐにわかりました。

小城さんは、キレの良いダンスですね。

松下さんは、やや小柄でかわいい感じです。

浦山遥さんがしっかりした侍女っぽさがあるのに対して、やさしい侍女な感じでした。

浦山さんは、セリフが上手くなったと思います。


石田真子さん、オペラ座以来かな。

目がクリクリで、すぐにわかります。


海沼千明さんは、相変わらずほそーい。

どうしても、クリスティーヌに見えてしまいます。

アナ雪は、今週を入れてあと2週間かな。

2月後半からクリスティーヌと予想しています。


青柳絵里奈さんも、いつもの笑顔😀

志賀ひかるさんといい、ファミミュによく出演している人は、笑顔が素敵です。


いい声だなぁと思ったら手島章平さんでした。


塩地仁さんは、慣れてきたのか、オーケンの演技にわざとらしさがなくなっていました。


神永東吾さん、歌い方を変えたのか、疲れているのか?

こちらも、声量より感情優先な感じでした。

ジーザス、行くのかな?

(とても気になります)


厳しいことを言えば、アナ雪は、キャストによる差が大きい気がします。

キャストのやりくりは大変だと思いますが、クオリティの維持は大切です。

演目数や公演数が増えると、どうしても質は低下する傾向があります。

少なくとも、エルサとアナは、今のクオリティを維持して欲しいと思います。


と、注文をつけましたが、今日も、とても楽しめました。