浅利演出事務所の『ユタと不思議な仲間たち』にいきました。


とてもよかったです。


前回(2019年)よりも、全体にまとまりがあったような気がします。

個の特徴を上手く活かして、でも、個が暴走しないように、そして、みんなで作っている感じがとても出ていたように感じました。


下村青さんは、最高ですね。

間の取り方、しっかりした母音法、深みのある声、十分な声量、細かい顔の表情などなど。。。

さすが、ルミエールやスカー、そして、ヘロデ王などで絶賛されただけのことはありますね。


以前からなのですが、セリフがとても聞き取り安くて、そして、抑揚があって、しかも間がいいのです。


ふと、思ったのですが、ジーニーできるかも(体力があれば)と。

来年のジーニー不足は大問題ですからね。(ぼくの中で問題なだけです)


横井漱さんのユタは、良かったですね。

キャッツ以外では、エクウスのアランやアンデルセンのペーター以来。

アランの時、「演技、上手いなぁ」と思っていましたが、今回のユタも上手いなぁと。

ダンスは予想通りなのですが、セリフの言い回しがいいですね。ユタはセリフが多いので、セリフは重要ですよね。


三遊亭究斗さん、超お久しぶりです。

四季時代は、雉鳥功策(本命?)でJCSや李香蘭に出演していました。

四季後、レミゼのテナルディエ役以来かも。

2003年にテナルディエ役でしたが、同時に、駒田一さんもテナルディエ役にキャスティングされ、それ以来、ずっーと、テナルディエを演じています。

駒田さん、すごいですね。

話がそれました。

究斗さんは、寅吉で出番は少ないのですが、好演だったと思います。

噺家だけあって声がいいでし、セリフも上手いものです。


懐かしいといえば、ダンジャの山崎佳美さんですね。

何年ぶりだろう。

正直、ダンジャを見て、山崎佳美さんってわかりませんでした。

歌は、声量もあり、生歌もよく聞こえました。

とても響くビブラートでした。


現役の四季では、小夜子の藤原加奈子さんがきれいなソプラノと明るい笑顔が印象的でした。

純朴な役が、とても合っていると思います。


あと、桃子の林香純さん。

こちらは、見た瞬間に、香純さんだぁとわかりました。最近はライオンキングの2枠でよく見ますからね。すぐにわかります。

全体に、林さんらしい激しさがありました。


高橋伊久磨さん、お元気そうでした。


帰りのロビーで、野村玲子さんを見かけました。

何やら知人にご挨拶をされていたようです。

「よかったですよ」と心の中で叫んでおきました。


来年は『李香蘭』を見たいですね。