2018年8月21日以来の『オペラ座の怪人』です。

約2年半ぶり。


秋劇場に足を運ぶのは、初です。


長文ですうずまき


結論から書きますね。


岩城雄太ファントム、とても良いです。

特に、2幕が素晴らしいです

PONRからラストまで、岩城ファントムに引き込まれます。

息するのも忘れる感じです。


1幕のザ・ミラーから、キレイな声量のおる高音を出してきました。

「ここへおいで、わたしのールンルン」なんて、ゾクゾクしましたね。


All I ask of youの最後の方で、ファントムが天井から歌う「愛を与えた〜、音楽を与えた〜」も、しびれましたね。


こういう音域、歌い方がとても上手いなぁと思います。


ただ、1幕のMONは、難曲ですよね。

高い音をキレイに出しますが、とても高い音は、なかなか大変そうでした。

「こころのおもむくまま〜音符」の「まー」(とても高音)をもっと伸ばしてほしいなぁとか、思ったりもしました。


高めの音がキレイに出て、声量もあり、岩城さんの音域がファントムの音域にあっているように思います。


そして、演技が上手いですね。

単に激しいというわけではなく、ファントムの切なさ、やりきれなさをうまく表現していると思います。

クリスティーヌへの愛情を不器用に表現していたよつに思います。


岩城さんは、これくらいにして、他の感想を書いておきます。



まず、以前のオペラ座とは、100ヶ所以上、違っています。

(数えたわけではないですが、「あれっ?」と感じたことが多かったです。)


いきなり、ルフェーブル(志村さん)がオークショナーで、びっくり。

今までは、レイエがオークショナーでした。


志村さんの渋い声がいいですね。


歌詞もセリフあちこち変わっていました。

簡単に言えば、すべて、わかりやすくなっています。

歌詞もセリフも意味付けがしっかりしていて、その場面の解釈に迷うことがありません。


俳優さんの演技も、その解釈に沿ったわかりやすいものとなっています。


また、支配人室の7重唱は、セリフのように歌っていて、わかりやすかったです。

より支配人やカルロッタの感情がわかりやすくなっていました。


俳優さんについて、ちょっと書きますね。


紗衣ちゃん、演技がいいですね。

クリスティーヌの感情をうまく表情に出していました。

歌も上手いですが、キレイに歌う感じです。

感情が入った歌い方なので、とても聞きやすいです。

逆に、爆発力はあまりないです。


光田さんは、以前よりも演技していますね。

今回のオペラ座は、演技に力を入れているのがよくわかります。

声は、相変わらずのいい声。


北澤さんのアンドレ、海で見て以来。

あの時から約10年たち、今回の方がアンドレっぽさが出ていると思います。(年齢もあるかも)

歌はピカイチですね。


五所さんのメグが出てきた途端、舞台が明るくなる感じ。

華がありますねラブラブ

エルコス?っぽくも見えましたが、(課題の)歌も良かったです。


そして、ザズ?と思ったのが、レイエの雲田さん

どうしても、あの声聴くと、ザズなんですよね。

レイエって、深見さんもそうでしたが、おかまっぽいしゃべりです。


河村彩さんは、いつもの通り。

安定していますね。


智秋さん、初オペラ座ですが、キリッとした感じがいいですね。

なんといって、歌が上手い。


アンサンブルでは、高井治さんですね。

あの低音であの声量。

素晴らしいです。

細かい演技もしていましたし、役によって歌い方を変えていたように思います。

ぜひ、ファントムをやってほしいですね。

高井さんのMONをもう一度聞きたいです。

(是非、お願いします)


女性の1枠は杉山由衣さん

見事にこなしていましたね。

さすがです。


その他では、ムチ男の蓮くんの上半身、鍛えているんだなぁと。


平木さん荒巻さん、キュートでした。

小山さんは、すぐわかりますね。


藤原遥香さん清水智紗子さん、初めてでしたが、これも、すぐわかりました。


新井さん(ピストルを撃つ人)、渋いですね。


田中紅音さんのシェネは、とてもキレイでした。


竹下里香さんのバレエも安定していましたね。


久しぶりのオペラ座の怪人でしたが、あっという間に時間が過ぎて、とても新鮮でした。

7割くらいの入りでしたが、きっと、みなさん、満足したのだろうと思います。


カテコも、コロナ禍にしては、盛り上がったかなぁと思います。

とても良い席で見ることができ、カテコでも、思わず真っ先に立ってしまいました。

それくらいよかったということです。


また、見たいです。