不育症検査③ | すみれときいろとフィリピン生活

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不育症検査結果は、端的に言うと「グレー」でした。

図抜けて悪い数値はないが、看過もできない、とのコメントでした。
引っかかったのは、「プロテインS活性」の数値が低いということ。
基準値56〜126で、私は61だったのでこの数値だけならセーフなのかもしれませんが、
「抗プロテインS抗体」の基準値(ー)のところ、私は(2+)だったので、プロテインSの活性を阻害しているということなのでしょう。
ここの数値に関して詳細な説明はなかったので、私の一人合点なのですが(食い下がれば教えてもらえたのかもしれないけど、基本的には「先生が発言することのみがとりあえず私に必要な情報なのだろう」というスタンスなもので…)

プロテインSとは、血栓を予防する物質です。
それが欠乏している、あるいは生成を阻害する因子がある場合は、血栓予防をお薬で補いましょう。
ということで、バイアスピリン100日分を処方してもらいました。

バイアスピリンは不育症治療には保険適用外のお薬です。保険適用のためには「狭心症、脳梗塞」などの病名が必要で(なるほど血栓予防)、でもそれで出しちゃうと保険の申請なんかで引っかかっちゃうかもしれないとのこと。
そんなことばっかり食い下がってみる私(笑)
大した額でもないしそれならということで
1日1錠、1錠50円、100日分で5,000円でした。

ちなみに血液検査にかかった費用は初診料なども含めて10万円弱。
検査結果次第ではさらに詳細な検査もあるようですが、私はこれ以上は不要とのことでした。

今回の死産については、やはり胎盤の血流が悪かったのではないかとのことでした。
基準値内ではありましたが赤ちゃんの体重は小さめで推移していたので、納得できるところも。(小さいくらいがお産楽でいいな、なんて思ってました。私も小さめに生まれたこともあり気にも留めませんでした)

さらに驚いたのは、先の双子流産もやはり血栓が悪さをしたのではないか、という指摘でした。
血栓が生じたところから破水したのでは、と。
双子流産については、流産後胎盤を病理検査に出したところ、感染源と見られる箇所に減胎手術で成長を止めた胎児の細胞の一部があったとの報告があったので、減胎手術が原因なのかなと思っていました。

血流が悪かったばかりに3人の子を失ってしまったのかと思うと、もっと早く気づいて対策を取れていればと悔みもしましたが、双子流産が通常妊娠の経過と違い過ぎただけに、原因が同一であるとは考えもしませんでした。
どれも「可能性」でしかないのですが。

バイアスピリンの服用は、高温期中間頃から妊娠35週まで、との指導を受けました。
その後の体外授精時には高温期中間から服用開始、生理が来たところでストップ。
またその次の自然妊娠時は何しろ妊娠に気づくのがちょっと遅かったので(自然妊娠の可能性は無いと思いこんでいたので…)、妊娠6週目から服用を始め、妊娠33週の現在まで継続しています。

杉先生は私くらいの症状の人にはバイアスピリンは「お守り程度」のものと仰っていましたが、実際今回の妊娠中の血流は良好で、バイアスピリン様々だと思っています。
もうすぐバイアスピリン服用中止となりますが、お守りがなくなると思うと不安なくらいです。

妊娠後の杉ウィメンズクリニックとのおつきあいについてはまた別の記事にて。