1846gの女の子でした。
2日前の診察では元気に動いていたのに
もう十分に外でも生きていける大きさに育っていたのに
あともう少し早く気づいていたら
あれから1年以上経った今でも、ときどき不意にそんな激情に襲われます。
その波が去るのをじっと待つのみです。
少し前に放送されていた「コウノドリ」でも、子宮内胎児死亡の回がありました。
「胎内死は稀に起こることで、未然には防げない。原因もわからない」という鴻鳥先生の台詞は、そのまま私が主治医の先生から聞いたものでした。
ドラマの中でお母さんは入院していて、それでも胎内死は防げませんでした。
それを観るまで、「そのまま入院し続けていたら助けられたのかな」という思いが拭いきれませんでしたが、入院していても間に合わないこともあるのか、と少し吹っ切れた部分もあります。
それに、鴻鳥先生だって気づけないんだから。
私たちの赤ちゃんの死因も原因不明で、胎盤に感染もなく、へその緒の絡まりや詰まりもなく、見る限り五体満足で異常は見られないとのことでした。
あとは解剖という手段があるが、それでも原因が究明できるとは限らないそうで、解剖は固辞しました。
後に不妊治療クリニックに復帰し、先生に「なぜ解剖しないのか、不育症の血液検査くらいではなにもわからない。私だったら絶対解剖する」と言われて泣いたりもしましたが、その話はまたおいおい…。