一昨日はピアニストの田中愛実さんとミュージックビデオの撮影でした。


愛実さんの素晴らしい演奏と撮影技術にサポートしていただき、とても素敵な映像が撮れました✨
編集もがんばります!
どうぞ楽しみにしていてくださいね💕



そして、
ラヴェル「シェエラザード」全3曲をYouTubeに公開しました。

昨年12月にピアニストの朝倉すみれさんと、念願の全曲生演奏をすることができました。
ラヴェルの魅力がつまった大作です。ベトナム在住のすみれさんと重ねた貴重な時間は、今も心と体に染み込んでいます。
お時間ありましたら、是非お聴きください。

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プログラムノートより 

管弦楽伴奏歌曲集『シェエラザード』は、トリスタン・クリングゾールの詩に作曲されたソプラノのための声楽曲で、「アジア」「魔法の笛」「つれない人」の3曲からなります。

Ⅰ.アジア
『シェエラザード』の半分以上を占めるこの大曲は、東洋への憧れや好奇心が綴られています。オリエンタルで神秘的な色彩を放つオーケストレーションと共に、“私は行きたい~”、“私は見たい”というフレーズを繰り返しながら、異国の情景が次々と絵巻物のように歌われていきます。アジアへの思いは次第に高まり、夢の物語がドラマティックに展開され、最後は旅を終えて余韻に浸ります。ミステリアスな空気の中、音楽は静かに幕を閉じます。

Ⅱ.魔法の笛
ある日の午後、老主人に仕える女が窓の外の笛の音に耳を傾けます。それは恋人が奏でるフルートの音。魅惑的な調べにうっとりと酔いしれる女。歌とフルートが絡み合いながら、甘美で神秘的な時が流れます。

Ⅲ.つれない人
若く美しい異国の男に惹かれ声をかけますが、叶わぬ恋となる女の心情が歌われます。美しくも憂いに満ちたハーモニーが静かに漂う中、やるせない心の揺れが見て取れるようです。
(Yukiko Kanda)

ピンク薔薇yukiko