今回は、とても面白かった『刑務所のルールブック』の感想をちょこっと書こうと思います。

 

 

『刑務所のルールブック』

2017年全16話

原題は「賢い監房生活」←こっちのほうが合っていると思います。

韓国では全32話。

 

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【主な登場人物】

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★主演のジェヒョク役~パク・ヘス

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プロ野球選手のジェヒョクは、妹の家に行った時に暴漢と鉢合わせし、犯人を脳死状態にしてしまう。

メジャーに行くはずだった予定はダメになり、更には犯人が亡くなってしまい、実刑に。

 

 

刑務所では所長の計らいで練習場を作ってもらい、受刑者の協力を得て復帰に向けて練習に励みますが、良く思わない連中がいろいろと罠を仕掛けてきます。

不器用で口数は少ないけれど、よく考えて行動し、相手すらこちら側につかせる、人たらしみたいな男でした。

 

 

パク・ヘスさんはミュージカル俳優で、ドラマはほとんど出てないみたいです。

なんとなく、ソ・ジソブ氏と誰かを混ぜたような顔で、30代半ばなのに20代後半のプロ野球選手の役には少し違和感ありました(笑)

でも、実直な役がすごく合っていました。

 

 

 

★刑務官ジュノ役のチョン・ギョンホ

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昔、ジェヒョクと一緒に野球をした仲間でしたが、今は割り切ったサラリーマン刑務官で、教職を取るため勉強している。

友達だったことを周りに隠し、何くれとなくジェヒョクの心配をし、サポートをする。

 

 

 

★同じ房のハニャン役のイ・ギュヒョン

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薬物中毒で言いたい放題なので、よくケンカをして殴られている。

日本に留学中に薬物を覚えた。

(なんでか悪いことは日本なんだよなぁ。)

ソウル大を出た薬剤師だが、幼い頃は貧しく親にかまってもらえなかった。

今でこそ家は裕福だが、寂しさを抱え、同性の恋人のため、薬物を断とうと必死に耐えている。

 

 

イ・ギュヒョンさん。

『秘密の森』と『トッケビ』は観たんですが、余り印象になかった。

でも、もう覚えましたニコニコ

繊細な声がいいです。

 

 

 

★キム・ミンチョル役チェ・ムソン

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元ヤクザ。

抗争で殺人を犯してしまい、22年も刑務所にいる。

模範囚だが、元ヤクザということで、なにかと鋭い。

 

面会にきた女子大生が自分の娘だと後に知り、希望を持つ。

 

 

ジュヒョン(WINNERのカン・スンユン)からアボジと慕われていた。

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★ユ大尉(チョン・ヘイン)

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部下を暴行死させたという冤罪を晴らすため、兄と一緒に闘う決意をする。

最初は気難しかったものの、次第に打ち解けて仲良くなる。

 

 

 

他には、ジェヒョクの恋人役ジホにクリスタル。

年齢差のある役だったとしても、クリスタルは『僕には愛しすぎる彼女』でもそうだったけど、おじさん相手と気の強い役が多い気がします。

 

 

 

途中で出演がなくなった俳優たちも良かった~

 

★詐欺師カン・チョルドゥ役のパク・ホサン

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しょっちゅう、ハニャンと喧嘩してたけど、チャラい役が上手かったな~。

同じ房の人たちから「汚い、汚い。」って言われてた(笑)

 

 

『私のおじさん』でもダメな役だったでしょう。

悪役もいいけど、ちょっとダメな役が憎めなくて好きです。

 

 

 

他には、いい刑務官かと思ったら、お金に汚い最低な刑務官だったソン・ドンイル。

ソン・ドンイルも好きな俳優なんですが、悪役、そこそこ良い人、どちらも上手いですね。

 

 

 

そして、このドラマで重要な刑務官ペン部長役のチョン・ウンイン

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口は悪いけど、本当に受刑者達を心配し、何かと力になろうとしていた。

 

 

ジェヒョクが出所間近に受けたインタビューで、

「まず思い浮かぶのは刑務官」と言って、お世話になった刑務官の名前をあげていくのですが、

「最大の恩人はペン部長。」と深い感謝を述べるんです。

ペン部長が意外そうな顔をして感動しているのを見て、うるっとしました。

 

 

チョン・ウンイン氏は、『君の声が聞こえる』の犯人役が怖すぎて、その印象が強かったのですが、このドラマの刑務官役で良いほうに塗り替えられました。

 

 

 

あと、心残りというか、残念だったのはハニャンです。

せっかく薬を断って出所。

親や恋人が待っていたのに、売人にほれほれと言われてまんまと薬物を打ってしまう。

そこへ捜査員が来て捕まる。

これはないよ・・・

わざわざ逮捕するために仕掛けた罠なんて。

親と恋人が刑務所前まで迎えに来ていたら、そうはならなかったかもしれないと思うと残念で残念で。

それだけ薬物依存の難しさというものを伝えたかったのかもしれないけど。

 

 

 

刑務所内で、受刑者同士仲良くなって、それぞれの事情を知って、困った時には力になりたいと思う。

だけど、ジュノはジェヒョクに「ここにいい人はいない。」と言うんですね。

冷静に考えたら事情はあれど、みんな犯罪者ですものね・・・。

 

 

でも、罪を償ったら出直すことは出来ますよね。

 

 

最終回。

ジェヒョクは恋人ジホとよりを戻し、

野球の練習に付き合ってくれたヨンチョル(キム・ソンチョル)を付き人にし、

韓国野球界に復帰。

ユ大尉の再審が決まり、無罪になる日も近くなり、

ジュノはペン部長化する(笑)

 

 

良かったな~と思いました。

 

 

このドラマは、『応答せよ』の演出家、脚本家が手掛け、韓国での視聴率は一位だったそうです。

脇役まで手抜かりなしの名演技で、星三つの面白いドラマでした。

2019年、残り一か月ですが、今のところ、このドラマが一番面白かったと思います。

 

 

 

今、観ているドラマは、

『油っぽいメロ』

『悪い刑事』

『タルジャの春』 ←何度観ても面白い♡

『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』

です。

 

よくおごってくれる~は、5話の始めで止まってしまい、少し自信がなくなってます。

完走できるかな…

 

 

では、また~流れ星

 

 

画像お借りしました。