より平等に

 「署名活動=#広く楽しめる音楽番組へ」へのご協力誠にありがとうございます。

 今回の記事では補足説明や改定箇所の説明、現在までの署名数の報告を行う。

※「中間報告」を予定しておりましたが、諸事情により前倒しで報告いたします。

 

↓↓署名活動開始時のブロブ記事↓↓

 

より平等な説明を致します

 まず、署名活動の発起について説明したブログ記事では「第74回NHK紅白歌合戦」についての説明が含まれており、「紅白のための活動」のように捉えさせてしまったことを心からお詫び申し上げます。

 単刀直入に言う「ジャンルを問わず多くの歌手が輝けない音楽番組は可笑しい」と言うことが一番の根幹にある。そこには演歌・歌謡曲歌手だけでなく、J-pop歌手も含まれる。前回挙げた資料ではそれが分かりにくかったことを反省している。

 そのため、今回はレギュラー放送の音楽番組を放送している全国放送の地上波テレビ局別に出演者を比較する。比較内容は以下の箇条書きで示す(凡例:回=放送回数、局=対象地区)。

  • NHK:「うたコン(38回)」「Venue101(36回)」(32局)
  • テレビ朝日:「ミュージックステーション(21回)」(24局)
  • TBS:「CDTV ライブ!ライブ!(25回)」(28局)
  • フジテレビ:「MUSIC FAIR(50回)」(17局)

 今回集計した音楽番組は放送時間は異なるものの、「複数の歌手が出演している」、「同じような番組体系である」ことからこれらの音楽番組に絞って行った。結果は以下の表となる(網掛けは紅白出場歌手)。

 

 やはり民放は若者からの支持が多い歌手を多く出演させていることが見えてくる。合計出演回数が1番となった「King&Prince」はメンバーの脱退があったことも要因の一つかもしれないが、テレビ朝日には3回に1回出演していることになる。一方で「MAZZEL」や「モーニング娘。’23」と言ったグループはNHKの出演回数が多くなっている。これは演歌・歌謡曲歌手にも言えるだろう。

 この部分から、現在の日本のアイドルが「坂道系」と「SMILE-UP.(旧ジャニーズ)」の一強となっていることはテレビへの出演と言う要素が大きいことも伺えるだろう。

 また、NHKの主演回数トップの純烈は民放と合わせると、14番目となる。これは正しく、民放が「広く楽しめる音楽番組」となっていないことが象徴付けられる部分だ。このようなことが、「演歌・歌謡曲」が所謂”サブカルチャー”になりつつあることに、関係してくるだろう。

 

 現在は、サブスクリプションやYouTubeなどで多くの楽曲が身近になった反面、より自分の好きな曲ばかりを聴けるようにもなった。そのため、各世代で「音楽の壁」がより濃く見えるようになってきた。

 一方、テレビと言うメディア媒介は世代問わず利用できる。「テレビ離れ」が叫ばれている昨今でも、ゴールデンタイムになればテレビ番組の名前がトレンドに入る。これは音楽番組でも同じだ。ここで重要になってくることは、「世代問わず視聴できる媒介に偏りなく歌手が出演出来ているか」と言うことだ。

 その例が、昨日の「うたコン」だ。さかいゆうの「よさこい鳴子踊り」によさこい親善大使・三山ひろしが盛り上げたり、結成10年のグループ・M!LKが圧巻の歌唱を行ったりした。 このような多様な音楽を届ける音楽番組が相応しい。

 しかし、昨年は「テレビ局の忖度」が証明され、未だに偏りが消えていない。これは大変危機的状況だ。頑張ているのに出演できない歌手や実力があるのに「忖度だ」と言われることが起こることは決して許せない。もっとクリーンにしていかなければならない。

 サブスクリプションやSNSで好きな歌手の楽曲や動向が知れるのだから、テレビだけは多くのものを吸収できる役割を果たしてもらいたい。その動機付けのための署名活動を行い、テレビ局へ提言したいのだ。

 

より平等な署名活動へ

 署名活動を開始した当初、「NHKは全世代に偏りなく音楽を届けている」と考え、テレビ局への送付対象には含めていなかった。しかし、署名活動が進むにつれて、NHKへのご意見も多く寄せられるようになった。

 署名活動の名前が「広く楽しめる音楽番組へ」であり、偏りなく平等に音楽を提供することを目指しているにもかかわらず、テレビ局への送付に偏りがあるのは適切ではない。そのため、NHKを含む全国放送のテレビ局すべてへ送付することに変更し、送付先の記載がないテレビ朝日に対しても何らかの形で意思表示を行うこととする。

 また、目標件数を1000件と設定していますが、これは変更しない。ただし、送付は目標に達しなくても行うことに変更する。例えば小さな声であっても、「だれ一人取り残されない社会」を目指しているテレビ局であれば何らかの反応があることを期待する。

 

 最後に、1月31日までに賛同していただいた署名件数は61件となている。署名活動へのご賛同、誠にありがとうございます。

そして、引き続きのご協力をお願いいたします。

 尚、ご不明な点や署名活動へのご意見がありましたら、コメント欄へお書きください。

 

 

↓↓埋め込みで署名できない方はこちら(内容は同一)↓↓

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