あたたかい未来たちが 僕らを待っているよ
令和6年の始まりは騒然としたものだった。元日の楽しいひと時が一瞬にして警報音に包まれた。改めて被災された多くの方々へお見舞い申し上げます。一刻も早い復興が行われることを願っています。
今回ご紹介する楽曲はそんな石川県・能登半島の皆様への応援歌ともいえる1曲だ。
テレビが届けた一曲
このブログでは数々の「テレビ放送から生まれた曲」を幾度となく紹介してきた。「ぼよよん行進曲」「上を向いて歩こう」「与作」「ビートDEトーヒ」と紹介してきた中でまだ「ドラマ主題歌」についての紹介はしてこなかった。
「ドラマ主題歌」と一口に言っても、「日曜劇場 半沢直樹(TBS系)」や「連続テレビ小説 あまちゃん(NHK)」のような「インストゥルメンタル」から有名シンガーソングライターが担当する歌詞の入ったポップミュージックまで様々だ。
しかし、今回紹介する2015年放送の「連続テレビ小説 まれ(NHK)」の主題歌「希空~まれぞら~」は合唱曲だ。「ドラマ主題歌」が人気となって「合唱曲」となることがあっても。もともと合唱曲という「ドラマ主題歌」はあまり少ないように感じる。
紹介するにあたってSpotifyやYouTube musicで楽曲を探してみたが、原曲が見つからなかった。そのため、「東広島混声合唱団」のYouTubeチャンネルで公開されていた動画を貼り付けることとする。
希空~まれぞら~/作詞:土屋太鳳 作曲・編曲:澤野弘之
↓↓「連続テレビ小説 まれ」について↓↓
ヒロインが作詞
「連続テレビ小説 まれ」は土屋太鳳が演じるヒロイン・津村希が幼いころに移り住んだ石川県・能登での生活から夢見つけ、夢を追いかけて奮闘する。これを土屋太鳳自らが主題歌の歌詞として落とし込んでいる。そのため、夢を追いかけるヒロインへのエールともとれるこの楽曲。放送から9年が経とうとしているため、忘れている人の方が多いこの楽曲だが、震災へ被害のあった皆さんへの応援歌にもなるだろう。
さあ駆け出そうよ、今すぐに
未来が今は遠くても
…中省略…
あたたかい未来たちが
僕らを待っているよ
(歌詞より)
ドラマのオープニングで歌詞が表示されることはないだろうし、何気なく聴いていたであろうこの楽曲。しかし、改めて読んでみるとストレートで分かりやすい歌詞である。
合唱曲であるため、土屋太鳳ら出演者も参加したと推測できる。また、この楽曲には別バージョンがあるようだ。最後にそれを見ていこう。
幻のLongVer
この楽曲を紹介するにあたってNHKアーカイブスや「Uat-Net」など多くのサイトをあたって調べてみると、ドラマのオープニングで使用されていた上で示した動画のバージョンの他に、谷上碧・谷上雪が作詞に加わった「LongVer」があることが分かった。所謂、2コーラス目が入ったものだ。
↓↓歌詞の詳細↓↓
2コーラス目も1コーラス目と同様にストレートで分かりやすい歌詞となっている。「大きな花を咲かせよう」と言う部分の”花”は”夢”にも置き換えられるだろう。
横道にそれるが、NHKの東日本大震災復興支援ソングの曲名は「花が咲く」だった。それとも通じるような雰囲気がこの楽曲からもしている。
また、1コーラスでは”風”が登場し、2コーラスでは”空”が登場する部分も作り込まれている部分の一つだ。
この楽曲を今テレビから流れることはないかもしれない。しかし、この曲は「ドラマ主題歌」ではあるが一つの応援歌のようにも感じる。今は未来が遠く感じても、小さな一歩でも歩き出すことが、あたたかい未来へと繋がるようなことをこの曲から感じた。
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