オートファジー使いましょうよ | papakenの音楽ブログ

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1年前から何となくやっていた健康法がありまして、「空腹健康法」というものです。

 

特に知識もなく、本屋さんでそういうタイトルの本が数種類あるのを見て、「あー...空腹って健康にいいんだー」というレベルの印象でした。

 

実は夜勤の週はずっと前から1日1食だったので、知らないうちに「空腹健康法」になっているんじゃないかな?と思い、それに関する書物を読んでみたわけです。するといろんなことがわかりました。

 

 

まず、やみくもに腹を減らすのではなく、ちゃんと空腹健康法の恩恵にあやかれる腹の減らし方があるということ。

 

その恩恵が「オートファジー」という本来、人間誰しもが持つ機能だったわけです。

 

「オートファジー」とは何ぞや?という話から入る必要があるんですが、専門用語が多くて非常にわかりずらい。

なので、私なりに説明しますと、体内には「ミトコンドリア」という物質がおります。

こいつらは細胞を作る機能を持っています。ただし、条件によって、悪い細胞と良い細胞の両方を作り出すわけです。

 

まず悪い細胞の方から書きますね。

条件としては内臓が疲れている状態、つまり血糖値が上昇してその対応が長時間になっている時や脂質が多く肝臓のろ過機能が疲れている状態の時はミトコンドリアはバグを起こします。

 

それで先日も書いた「活性酸素」という細胞を作り出します。これは外から入って来たウィルスを攻撃してくれるという機能もあるんですが、増えすぎると自分の体内の細胞・血管・内臓を攻撃し始めます。

 

活性酸素は身体の外でも中でも老化を進めるということをやってしまうんです。見た目もどんどん老けて行きます。

 

つまり、人間がおいしいと思う食べ物、「甘いものや油っこいもの」ばっかり頻繁に食ってると体内で活性酸素が大量に発生し、身体の外も中も老化させて行く細胞なのです。

 

逆にミトコンドリアは良い細胞も作ります。

オートファジーという機能なんですが、これは16時間空腹が続くと発動します。

オートファジーは内臓が十分休息を取れている状態であればミトコンドリアが本来持っている仕事ができるため、古い細胞や活性酸素を新しい良質な細胞に蘇らせてくれるんです。

 

つまり「身体が若返る」わけです。

16時間、つまり半日断食が身体に良いというのはこういうことだったんですね。

 

1日に3食キッチリ食べている方の体内ではオートファジーは発動しません。

オートファジーが発動しないまま人生を終える方もいるでしょう。というよりそっちの方が多いかもしれませんね。

 

 

私は朝ごはんを食べない人だったのでもともと1日2食でした。

交代勤務になってから、夜勤の時は昼間に寝てるため、昼食も食べない生活になり、夜に帰宅してから1回の食事で済ませることが多くなりました。

 

これが知らない間にオートファジーを発動させていたんです。

ただ、実際に細胞が新しく作られている実感はありません。若返っている実感もありません。

 

なぜオートファジーの効果がわかったかといいますと、健康診断や血液検査の結果なんです。

まったく悪いところがなくすべて正常値になりました。

これがオートファジー効果だったんでしょうね。

 

 

さらに文献や書籍を読んでわかったことなんですが、ミトコンドリアのエンジンは糖質などではなく「酸素」で動くそうです。

ですから、より酸素を取り入れるための活動が必要なんです。

それが「有酸素運動」なんです。

 

そこで昨年からジョギングを再開し、酸素をより多く体内に取り入れる時間を作ったわけです。

これは足腰を強くするという恩恵もありましたし、ずっと悩まされていた腰痛もなくなりました。

 

この酸素は脳にも運ばれます。

脳は新鮮な酸素により、どんどん活性化します。これが「認知症の予防」にもなるわけです。

 

高齢者になったら、意識して空腹の時間を作り、適度な運動をする。これが大切なわけですね。

 

 

しかし、空腹は恩恵ばかりではありません。デメリットもあります。

空腹の時間が長く続くと、脂肪を燃焼するという効果もあるんですが、燃焼させる脂肪がなくなると、筋肉からエネルギーを作ります。

つまり、筋肉が減って行くんです。

 

ただ、筋肉は自分で育てることができます。そこで同じく昨年から始めたのが「筋トレ」なんです。

エネルギーに変わって減った分は自分で作ればいいわけです。

 

 

まとめますと、

オートファジーを発動させるために16時間以上の空腹時間を作り、主役であるミトコンドリアに新鮮な酸素を供給させるために有酸素運動を行い、空腹による筋肉の減少を補うために筋トレをする。

この生活を定着させました。

 

16時間って長くない?って思われる方もおられるでしょう。

そうでもないんですよ。

 

仮に1日の睡眠時間が8時間の人がいたとします。

その4時間前に食事を済ませ、起きたあと4時間後に食事をします。これで食事をしない時間16時間が確保できます。

 

ちなみに私は6時間睡眠です。前後5時間食事をしなければ16時間になります。

これで夜勤で例えると、0時に帰宅しますから1時に食事をします。5時間後の6時に寝て12時に起床し、その5時間後の17時まで食事をしなければ16時間です。

 

間に睡眠を挟むとできそうな気がしませんか?

 

私は17時の食事をしないので、23時間の空腹となります。

オートファジーを発動させ、減った筋肉は筋トレで補っています。

 

16時間の空腹ですが、私は平日に5日間でやってます。

それで土日はミトコンドリアにも休息を与え、12時間空けた1日1食半の生活にしてます。

 

逆に休日に16時間空ける人もいます。どちらでも効果はあるようですよ。

 

空腹って慣れます。最初はお腹が空いたら野菜ジュースなどで補っていたんですが、スムージー系は糖質が多いものがあります。これらは血糖値を上げます。注意して下さい。

空腹が我慢できなくなって、少し食べるならばナッツ類がいいみたいです。

 

 

若いうちは代謝が良いので、糖質がエネルギーになり、さらに黙っていてもオートファジーが動いているようなものなので毎週焼肉を食べていても平気だったわけです。

 

しかし、40代を過ぎると体内のエンジンがミトコンドリア型に切り替わるため、空腹時間がないと健康を維持できない構造になるわけです。

 

「健康のためにしっかり食べよう」は若い時の話。

高齢者になったら逆なんです。

 

糖質と脂質は食べてはいけないという訳ではないんですが、「高齢者になると必要なくなる」んですね。

採る量が減って行くのが自然なんですが、年を取っても若い頃と同じ食事をされている方は注意が必要です。

 

 

オートファジーはあくまで「予防策」なんです。

すでに糖尿病になってしまっている方や認知症患者が空腹健康法をやるとミトコンドリアはバグったままの状態なので、逆効果になることもあります。

これに該当する方はまずお医者様に相談してから、それに合った健康法を実行することをお勧めします。

 

 

いかがでしたでしょうか。

1日3食では絶対に発動しないオートファジー。

オートファジーを使わないまま人生を終えることはもったいないと思いませんか?

 

 

今回はここまでにします。

最後までお読みいただきありがとうございました。