私は高校でも、ピアノを教えています。
教える高校生は、ほとんどが初心者です。
「思うように身体が動かない!!」
生徒さんたちは、指や足(ペダリング)の動きに悪戦苦闘しています。
高校生や大人の生徒さんたちにピアノを教えることについて、
私も「ピアノが上達してもらいたい」という気持ちで、日々教えています。
生徒さんたちから、色々なことを学ばせていただいています。
その一つとして、
「彼らのこれまでの運動経験」について。
「運動」といってもスポーツみたいなハードなことではありません。
その人その人の「身体の動き」です。
幼少時からピアノを始めるにあたっては、
「ピアノ演奏での動き」でもって
「身体の動き」を学習することが出来ます。
ある程度の年齢となると、人それぞれで学習してきた身体の動きは異なっています。
「指が動かない」 「足が動かない(ペダリング)」といった
彼らが訴える悩みについて、
私は身体の動きから原因を探っています。
大抵、
「バランス力の弱さ」
「肩甲骨が上手く使えていない」
「股関節が固い」
など、
ピアノが触れる部分から遠くの
身体部位の動きに原因があることが多いです。
ピアノを弾く以前での
身体の動きから学習することが多くあるなぁ、
と日々思っています。
というわけで
私のレッスンでは、
楽器を演奏する前に
身体をしっかり動かすことをやっています。
「ラクに体が動く」と生徒さんが言ってくれると、
私も本当に嬉しくなります。
話は最初に戻ります。
ちなみに、私が学校でピアノを教えている時、
音楽室で、高校生たちは皆ジャージを着ています。
その光景は、体育の授業みたいです(笑)。