自分の身体のことを知るにあたり、


「ボディ・マッピング」という方法論があります。



ボディ・マップ(身体の地図)とは、


自分自身の身体の構造や機能、大きさが


脳の中でどのようにイメージされているかということです。



ボディ・マップが脳の中で正確にイメージされていれば、


音楽演奏における動作も上手くいくのですが、


もしも不正確であれば、身体は効率良く動くことが出来ないので、


最悪の場合には、身体の怪我が生じたりします。



よって、無意識となっていた身体に対して


意識を向けるようにします。


自分自身の身体をじっくり観察して、


筋感覚的経験・鏡・本・絵・客観的なアドバイス等から得られる正確な情報と比較して、


自分のボディ・マップを意識的に修正していきます。



自分で身体の間違った地図を直していき、


正しい身体の地図を作り上げていくことが


ボディ・マッピングです。


ボディ・マッピングを学習することで、


音楽における演奏の動きが効率的になり、優雅さや協調的になってきます。


詳しくは以前にもブログで紹介しました


B.コナブル 著 /片桐ユズル、小野ひとみ 訳 

『音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』 誠信書房


をご参照ください。



ボディ・マッピングは音楽演奏での動きのみならず、


身体の動きが伴うスポーツやダンス、


我々日常生活の身体動作にも適応できると思われます。