ミュージックボレロ
●2019年の終わりに
こんにちは。明石市のリトミック講師
おおらい みどりです。
2019年も残り1日となりました。
おやこリトミック教室のレッスンにお越し頂いた皆様、今年も1年間ありがとうございました。
リトミックを通じて、子ども達の力を引き出したい、ママにたくさん笑顔になってもらいたい。
そんな思いで始めたお教室です。
でも、子ども達から多くのことを学び、ママ達から笑顔のパワーをもらっていたのは、私の方でした。
そんな日々のレッスンの中で、新しい気づきや課題がたくさん見つかりました。
そして、私が学ぶべきことはまだまだ山積みだということもわかりました。
講師として、しばらくの充電期間を頂こうと思います。
もちろん、より良いレッスンをするために。
私は5歳からピアノを始め、ずっとピアノが特技で大好きでした。
そして音楽大学に進学しましたが、そこで待っていたのは大きな挫折でした。
あんなに大好きだったピアノなのに、威圧感のある大きな黒い物体に見えて、音を聴くことさえ苦痛になった時期もありました。
それでも気付いてみれば、今はまた音楽の世界に戻ってきました。
私事ですが、今年11月に祖父が他界しました。
お通夜の席で祖父の遺影を見ながらふと思い出したことがあります。
私が精神的にドン底だった大学4回生のとき。
大学生活最後の門下発表会に、祖父母が来てくれました。
しばらくぶりに会った祖父母は、驚くほど年老いていて、祖父は杖をついてやっと歩けるような姿でした。
いつも私のことを応援してくれた祖父母。
私が無気力に過ごした大学4年間の間に、こんなに元気がなくなってしまっていたなんて…
けれど発表会のあと、いつもと変わらぬ優しい口調で『お前はいつもよう頑張るな。ほんまに偉いのう』と言って涙を流してくれました。
当時、全然頑張っていなかった私は、何とも言えない罪悪感を覚えました。
大学卒業後しばらく、ピアノから離れていましたが、どこかであの祖父の言葉が私を引き止めてくれたような気がします。
大学では全然ダメな私だったけど、
ずっとピアノを頑張ってきたことは
無駄じゃなかったのかな。
私なりに続けていけば、
それで良いのかな。
いつしかそんなふうに思うようになりました。
そして主人の支えでピアノ教室を始め、そして娘の出産を機にリトミックに出会い今に至ります。
私とピアノをつなぎとめてくれた祖父。
3年前に亡くなった祖母と共に、私を応援してくれる大切な大切な存在でした。
何度も命の危機をむかえながらも、すごい生命力で持ち直し、享年100歳。
そんな祖父を見送った今、また私なりに、私のペースで、しっかり頑張っていかなくちゃ!という思いです。
2020年。少しお時間を頂くかわりに、さらにパワーアップして、私にしか出来ないリトミックを追求していきたいと思います。
新しい年が皆様にとって素晴らしい1年になりますように。
ミュージックボレロ音楽教室
生頼 みどり
明石市内、加古川、子育て学習室や親子サークル、お友達グループの集まり。
小規模保育園、託児施設などでの出張リトミックを行っています。
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