継続は力ではない

継続は力なり

とはよく言いますね。

続けることが力になる。

もちろんそういう場合もありますが…

そうでない場面もあるのです。

体を作っていく、繋げていく上では「続けない方が良い場合」も多いんです。

これが分かっていると必要以上の「ルーティーン」に縛られなくなります。

頭で「これをやらなきゃ！」と思っていても体にとっては大したことじゃない事が多いんですよね。

これは頭と体の緊張感の話です。

緊張感がある状態ならどんなトレーニングでも楽しいんです。

しかしどんなものでも大概３，４日で身体も頭も飽きてしまいます。

動きに慣れちゃうんですね。

緊張感がなくなると身体全身のテンションが落ちてやる気をなくしてしまいます。

とあるトレーニング始めたころは調子が良かったのに、続けていくと効果がイマイチ分からない、という場合があります。

それはトレーニングに問題があるのではなく継続したことで体が慣れてしまったことが問題なのです。

止める事もものすごく大事です。

継続させて向上させたいのであれば、わざと「気が散るように」トレーニングすれば良いのです。

集中しようするとと体のバランスが基本的に悪くなります。

（結果的に集中できれば良いのですが、、、）

それは集中ではなく執着になってしまうからですね。

室伏広治氏は著書「ゾーンの入り方」(集英社新書)の中で江戸時代の剣豪柳生宗矩の「兵法家伝書」の一節を取り上げ以下のように言っています。

「何事も心の一すじに、とどまりたるを病とする也。

此様々の病、皆心にあるなれば、此等の病をさつて心を調る事也」（岩波文庫）

何事も一つのことに心がとどまりすぎるのはよくない。

（中略）

まるで三日坊主のように、三日やったらまた三日別のことをやり、そしてまた三日と、次々と新しい三日間行うということも大切な方法ではないでしょうか。

如何に体が飽きないようにトレーニングするかというのが大事です。

体は飽きたら緊張感がなくなり、ワクワクやドキドキがなくなります。

ただ辛いだけのトレーニングになってしまいます。

そうなると「トレーニングをすること」が目標になってしまいます。

実際のパフォーマンスを行う場面に役立つかどうかは別のことになってしまうんですね。

飽きるのは当然です。

飽きたらどうするか？というのが体を向上させてくれるのです。

減息トレーニング
約45分　7,000円（税込）
簡単な動きですが大変なトレーニングです。
スポーツや演奏、パフォーマンスを上げたい方等の明確な目標がある方におススメです。

減息メンテナンス
約30分　5,000円（税込）
主に思い込みを直したり軽い運動をするメンテナンス。
日常でできる息遣いや姿勢の調整法を教えます。

西武池袋線「大泉学園駅」より徒歩5分