和と洋 馬 | 石川雄蔵(テノール歌手)の呼吸&姿勢研究【SokuRyoku lab(息力研究所)】

石川雄蔵(テノール歌手)の呼吸&姿勢研究【SokuRyoku lab(息力研究所)】

呼吸を減らすとパフォーマンスは向上する。
減息メソッド。
姿勢と呼吸と生きること。

馬に乗る、というのはかなり広い文化で見られます。
地域にもよりますが(日本の馬は)昔の馬は脚も短くポニーに近い馬だったようです。

 

その馬に対する使い方が人の体に大きな影響を与えましたと思います。

 

 

馬はよく戦いの場で使われます。

 

相手とどのようなスタイルで戦うか?ということです。

 

そもそも日本の場合、馬に乗って戦うことはあまりなかったようです。

 

戦国時代に来日した宣教師のルイス・フロイスは「彼らは馬から下りて戦う」と書き残しています。
刀で戦うことはあまり多くなく、弓矢や礫(つぶて)[石を投げる](後に鉄砲)等の遠距離からの攻撃がほとんどだったそうです。
馬に乗って戦わないのは馬の気性にも関係あったそうです。
馬を去勢をする習慣がなかったので馬の気性が荒かったのでずっと乗っていられなかったようですね。
 
そして江戸時代に入り乗馬は武士にのみに必要な技術として発展していきました。
流鏑馬(やぶさめ)のような形といえば一番分かりやすいと思います。
 

 

一方で西洋は馬に乗ったまま槍などで戦うのです。

 

まさに名前の通りの「一騎打ち」です。
伝統的な物で「馬上槍試合」というものがあります。
12世紀ぐらいからあるようです。
なので馬に乗りながら馬の上で「踏ん張れる力」を必要としました。
 
日常生活でも馬は農業や移動手段として大いに利用されました。
故に馬がいたので発展していった部分が多いのです。
馬は身近な存在で欧米では馬を食べる風習がない国も多いくイギリスやアメリカ等のアングロサクソン系やアイルランド等のアイリッシュ系は馬を食べない傾向が強いそうです。
(以前、缶詰の肉に馬の肉が紛れていて大問題になりました。ほぼタブーに近い。)
なので馬にどう乗るのかで鞍(くら)の作りが違います。
 
 

鞍も違いますし鐙(あぶみ)[足を引っかける場所]の作りも違います。

日本の鞍、和鞍。
イメージ 1
 
イメージ 3
 
 
西洋の鞍。
 

 

和も洋もどちらにしても昔はアクティブな事には変わりはありません。

ただ西洋の方が馬に接する機会は多かったようです。

なのでそういう姿勢に自然となっていきます。

跨るための筋肉が付いてきます。

 

日本では基本的に動物にはあまり仕事はさせません。

基本的には人力で、動物や機械が人の職業を奪う事を良しとしなかったからです。

 

探検家のイザベラ・バードは日本を訪れた時に浮浪者がいない事に驚きを覚えたそうです。

彼女の出身イギリスは勿論のこと、他のどこの国の港に行っても浮浪者が大勢いたんでしょう。

 

体や労働に関しての考え方が他の国とは違っていたんだと思います。

 

 

話は戻りますが…

馬を使う事によって、使う筋肉も意識も当然変わってきます。

 

何より一番違うのが脚・腰・股関節の意識です。

 

特に江戸時代に入り庶民が馬に乗らないのであれば尚更です。

 

 

馬に乗ると脚・股関節の緊張度がやはり自然と強くなります。

特に西洋のような跨ぎ方だと、日常的には床に座るより腰を掛けた方が楽だったので椅子が生まれたんです。

その体付きが勝手に発展して文化を作り上げていく。

 

 

まずは本来の生活がどういう形式だったか見つめその利点を知ることです。

 

パフォーマンスはその先にあります。
 
因みに中国やモンゴルも馬に乗っている文化です。
しかし彼らはまたちょっと違った体付きです。
北アフリカには馬の文化があったそうですが南には馬の文化はなかったそうです。
馬はそもそも暑いのが苦手なので赤道直下から南には適していなかったようです。
 
使い方によって体は変わってくるんですね。
 
 
 
2019/12/6
2024/6/12
 
 
 
 
 

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