280日して曰く | ミニ地球世界のプチ神様を目指して

ミニ地球世界のプチ神様を目指して

密閉水槽という閉鎖空間での実験。初めての方は、テーマから「バイオキューブ」の記事をご覧下さい。
40過ぎのキモカワ系男子・虫歯天使が前人未到の領域に挑戦する。→ In English
https://ameblo.jp/msibatennsi

すこんにちはー!

冷却したヘリウム原子の間にはたらく微弱な引力、虫歯天使でございます!


さて、我が人生を賭けた挑戦、1トン級ミニ地球「バイオキューブ」も、実験開始から、はや280日が経過しました。1周年記念達成までは、あと、85日でございます!

ここから、「バイオキューブ」は初めての夏を経験します。温度管理に一層気をつけて、頑張っていきたいと思います!


◯まずは、私的にホットなニュースから。

最近、なかなか姿を見せてくれなくて、死んだかと思っていたのですが、お気に入りグッピー「アステカ」が生き残っておりました!



また「チョロ助」もすっかり見かけなくなって死んだかと思っていたのですが、本日、すっかり大きくなっている姿を発見できました。

チビの頃のチョロ助


今日のチョロ助


警戒心が強くなり、明るい場所にやって来てくれません。


また、うちの二世代目グッピーたちは、双子ちゃんが多いようです。「二代目サンショク」が双子なことははっきり認識していましたが、「ファイヤー丸」も双子でした。次の映像が決定的瞬間です。


そして、二代目先頭世代よりも、少し遅れて成長してきたグッピーもいます!

私が今、この水槽で最も美しいと思うのが、次の動画で紹介する、「キューティクル」ちゃんです。



◯次に、水草の話。

実験序盤に、破竹の勢いで進撃したスクリューバリスネリアですが、今ではすっかり禿げ散らかしています。

これがわず。

影になって見にくいですが、びっしりとスクリューバリスネリアが密生しています。




これがナウ。


以前から議論していたアレロパシーの影響か!?


とも思うのですが、ジャンボタニシによる食害がひどすぎでよく分かりません!

天敵もいない上に、水草食い放題のジャンボタニシさんは、もはや完全体になってらっしゃる様子。



スクリューバリスネリアをハゲ散らかした後は、とうとうオシャレ水草エリアに侵入し、ミリオフィラム•マトグロッセンセを食い散らかし、ミリオフィラムさんは、なんと全て根っこから切断されて浮いてしまっています。

これ、もはや枯れるしかないんじゃ…。



しかし、相変わらず、水槽全体を浮き草が覆い、その下にはほぼ全領域に渡って、オオカナダモが範茂しています。あとは、勢力を広げているのは、ロタラくらいでしょうか。

あ、一箇所だけ、ウィローモスっぽい、おそらく川からとってきたモスが増えております。




◯貝たちについて

巻貝たちは、圧倒的に、レッドラムズホーンが優勢ですが、サカマキガイ、ヒメタニシ、カワニナもちゃんも残っています。

最近、カワニナさんが、水槽の壁掃除をしていないのですが、もしかすると、ある程度成長したら、ソイルの上のバイオフィルムを食べる方が効率が良いのかもしれませんね。

左から、カワニナ、レッドラムズホーン、ヒメタニシの稚貝が並んだ一枚。


そして、とうとう生存が確認できるシジミが一匹だけになってしまいました。絶滅待ったなし。




◯エビ、ヨコエビについて

ヨコエビの増減は観察していてもよく分からないのですが、探せば、いつも大体同じ場所にいるし、抱卵個体が沢山見つかるので、とりあえず存続に問題は無いようです。

ミナミヌマエビは、むしろ増えていると思います。成長した個体は、グッピーが近づいてきても、逃げようともしませんね。


◯これ、カイミジンコ?

あっちこっちにいます。




「バイオキューブ」全体の状況を総括すると、「根を張る水草」の代表であったスクリューバリスネリアが激減したのは残念。ジャンボタニシのさらなる食害がちょっと心配。

しかし、ミナミヌマエビ、グッピーといった主役級の生物の生育状況は極めて順調といったところ。


あとは、しばらく前に、水換えを減らす目的で始めたアクアポニックスが、ちょっとやり過ぎている状況をお伝えします。



1トン級ミニ地球「バイオキューブ」の、

観察・考察・プラスαシリーズ! 次回はこちら!


前回はこちら!


そもそもこのブログはいったい何!?

という方は以下の記事からどうじょ!


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