1番 グッピーから始まらなくて悪かったな! | ミニ地球世界のプチ神様を目指して

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密閉水槽という閉鎖空間での実験。初めての方は、テーマから「バイオキューブ」の記事をご覧下さい。
40過ぎのキモカワ系男子・虫歯天使が前人未到の領域に挑戦する。→ In English
https://ameblo.jp/msibatennsi

おはようございます!

少年時代に駅前にデカデカと飾られていたキャッチコピー(公募)「お母さん、ぼくはやっぱり汽車で行く」があまりにも気になり過ぎて、軽くトラウマになっている男、虫歯天使です!


まずはうちのグッピーちゃんをご覧下さい!




さて、1トン級ミニ地球「バイオキューブ」のタンクメイト達について紹介していこうというシリーズが始まりました。


1回はなんといっても、この水槽の主役であるグッピーを取り上げぬわけにはいかないでしょう。そもそもの、「魚の世代交代を目指す」がバイオキューブの目標で、そのために水槽を特注し、35年ローンを組んで家から建てることになったのです。


タンクメイト1 番 グッピー





グッピーのグッピーによるグッピーのためのグッピー、それが私の人生だと言っても過言ではないでしょう。


にも関わらず、グッピーについて何か語ることはおそろしく難しいミッションでもあります。アクアリウムというか、熱帯魚飼育の世界には「グッピーに始まり、グッピーに終わる」という言葉があります。それほどグッピーは、入り易く、奥が深く、飼育されてきた歴史が長く、飼育している人口が多く、品種改良や飼育方法などが深く研究されているものなのです。


Wikipedia の記事も充実しておりますし、YouTubeでも無数に動画がヒットします。今更私ごときが、グッピーについて新しい情報や、知る人ぞ知る情報を発信することなど不可能なのであります。


私のグッピーの飼育経験って言ったら、通販で届いたミックスグッピーを(5ペアだったっけ?)、

ろくに水合わせや温度合わせもせずに、密閉前の巨大水槽にドボンしただけです。これが私の飼育経験の全てです。

あとは観察しているだけです。こんな人間に、グッピーについて語る資格などありません。


語るべき切り口があるとすれば、それなりにアクア歴の長い(10年はやっている)私が、何故ここまでグッピーを無関係に活動してきたか、ということかもしれません。


その理由はズバリ、私は最初からミニ地球を目的にしてアクアの世界に踏み込んだからであります。当初は、エビで成功させることばかりに夢中になっており、魚の可能性について真剣に考え出したのは何年も経ってからです。


また、24時間空調という修羅の道を突き進み始めるまでは、ヒーターの必要なグッピーよりも、メダカやアカヒレの方が魅力的に思えていましたから、なかなか選択肢に入らなかったのです。


しかし24時間空調、1トン水槽ということになると話は俄然、グッピーになってきます。丈夫で、小さくて、卵胎生となれば、ほぼグッピーとプラティの二択でした。卵胎生というのは、卵を産む通常のお魚と違って稚魚を直接産む魚でございます。産んだ瞬間に親から隔離しなくても、生き残る確率が段違いに高いのでございます。

もちろん、それでも稚魚が親に食われる危険は残っています。しかし、少なくとも、卵の段階では食われてしまうことはないのです。だから、隔離などの面倒くさいことをしなくても、テキトーに餌やりしていたらどんどん増えていったという体験をされる方が沢山いらっしゃるそうです。

ミリオンフィッシュなどと呼ばれる所以でございます。

なお、「卵胎生メダカ」などと呼ばれる慣習があるようですが、卵胎生というちょっと変わった性質が示す通り、メダカさんとはかなり系統的に離れた種であり、自然界でメダカさんのライバルとなっているカダヤシさんとはがっつり親戚でございます。

そして、卵胎生で有名な、グッピーかプラティかとなったとき、体の小ささ、一度に生む稚魚の多さということでグッピーに決定したというわけです。


「グッピーに始まり、グッピーに終わる」とは「礼に始まり礼に終わる」のパクりだと思いますが、この種のパクりは真面目に考えてみると、最後まで辻褄が合っていることは稀です。この例でも、入門種としてグッピーが適切だという前半の主張はともかく、後半部の、「グッピーで終わる=グッピーが最後?」の部分は何故そうなるのかよく分かりませんし、実際にそうなっていない人の方が多いでしょう。


しかし、私こそは「グッピーで始まり」はしなかったけれど「グッピーで終わる」には一番当てはまるアクアリストなのかもしれません。魚の世代交代を目指すなら、グッピー以上の選択肢は存在しないと思います!


早く稚魚産んでー!

続く



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