元気な障害者のタケヒトです
障害の話も時々交えながら、元気な日々の毎日を豊かにする、
多種多彩な話を紹介していきます
しばしの間お付き合いください
大ファンだった著名人と結婚する。
夢のような話ですが、原口めぐみさんは学生の
ころからファンだった、モノマネ芸人・
原口あきまささんと結婚しました。
7年間、メールだけのやりとりを経て、
「この人しかいない!」と、めぐみさんは思いも
寄らない行動に出ます。(全4回中の2回)
酔った状態でプロポーズすると
「それはさ…」と言われて
── ファンだった原口あきまささんとは、
交際するまもなく逆プロポーズして、その後、
結婚されたということですが、そのいきさつを
教えてください。
原口さん:私が夫のファンだと知る家族や地元の
友だちには、昔から「将来は原口さんと結婚する!」
と言っていたんです。
ただ、芸人さんには遊んでいそうなイメージがあったので、
半分本気で半分ジョークで。
知り合った当初も、「いい人だけど本当はチャラいん
だろうなぁ」と勝手に思い込んでいました。
でも、メールでやりとりをするなかで、
紳士的な人だとわかってきました。
一度だけ、「これから後輩とご飯に行くんだけど、どう?」
とメールで誘われたことがありましたが、帰宅中だったので
断りました。それ以外に誘われることはありませんでした。
あるとき、ロケの出演者で遊びに行く話から、結局、
2人でご飯を食べることになりました。
いつも通り仕事の相談にのってくれて、22時くらいに
誘われることもなく解散になったんです。
誠実な対応に「全然チャラくない!やっぱり、この人
いい!」と。
私が帰宅すると、母も「すごくいい人なのね!」
と応援してくれるようになりました(笑)。
── その後、どんな流れでつき合うことに?
原口さん:それから2週間後くらいだったと思います。
地元の友人と居酒屋に行ったときに、このことを
報告したら、「そんなに好きなら、
告白しちゃいなよ!」と言われて。
私も酔ってたんで「この人を逃がしてはいけない!」
と思って(笑)。
友人と泡盛を1本空けて、覚悟を決めてから夫に
電話して、「つき合ってください。ていうか、
結婚したいです!」って言いました。
そのとき、夫はロケで地方のホテルにいたそうです。
以前、テレビ番組『ロンドンハーツ』の
「ブラックメール」(ハニートラップでターゲットを
騙す企画)で痛い目にあっていたので、
またドッキリをかけられたんじゃないか、
と思ったらしくて。
すぐにカメラがないか部屋中を確認して、
ないことがわかった段階で、私が本気だと理解したらしく、
「そういうことは女の子から言うものじゃない」と、
2人で会う約束をしました。
あらためて会ったときに向こうから
「つき合ってください」と言ってくれました。
交際前にプロポーズ婚から
「ケンカもゼロ」な夫婦生活
── 憧れの人と結婚できて、羨ましいです。
夫婦仲のよさがうかがえるインスタグラムの投稿も
多いですよね。
原口さん:9歳年が離れているので夫は精神年齢が
高くて、一度もケンカをしたことがないんです。
少しでも険悪なムードになったら、
「ごめん!オレが余計なこと言っちゃったね!」
と先に謝るので、言い合いにもなりません。
それに、すごくプラス思考で。
夫がロケで不在のときに一度、わが家があまりにも
大声などで騒がしかったせいで、警察官に自宅を
訪問されたことがあるんです(苦笑)。
虐待を疑われたようですが、もちろん、
そんなことはありません。
三男が胃腸炎にかかっていたので、
窓を全開にして過ごしていただけなんです。
後日、それを夫に話したら「そんなおもしろいことが
あったときに、なんでオレはいつもいないんだ〜」
とこぼしていました。
私はどちらかというとマイナス思考で、警察官の自宅訪問に
ショックを受けていたんですが、夫の言葉で気がラクに
なりました。
家にいるときは家事もしますし、一度お願いしたことは
守ってくれます。
まぁ、4人の男児を育てているので、子育てにパワーを
使うため、お互いにケンカをしないように気をつけている
のもあるかもしれません。
コロナで仕事がない夫を見て
「このままだと廃人に…」
── かつて、めぐみさん自身もモノマネを
テレビなどで披露されていました。
同業者としてご主人のお仕事をサポートすることは
ありますか。
原口さん:基本的にはないですね。というか、
夫は練習嫌いで、いつ練習をしているのかすら知りません。
しっかり練習をしてから本番に挑むより、
ぶっつけ本番のほうが好きらしくて、自分の特徴を
「2割雰囲気、8割勢い」といっています(苦笑)。
なので、仕事面でサポートをすることは滅多にありません。
たぶん、無意識のうちに夫のメインは仕事、
私は子育てというふうにすみ分けができているの
だと思います。
── コロナ禍、ご主人がモノマネ芸人のJPさんと2人で、
よくテレビ番組に出演していたのを記憶しています。
原口さん:コロナが落ち着きはじめたころですね。
あのときはテレビの仕事で忙しくしていましたが
、コロナが流行した当初はスケジュールが真っ白に。
別人のようになっていましたね…。
仕事がないので毎日家にいて、日中はずっとソファに
座ってゴロゴロ。
少しずつ廃人のようになっていく夫は、
見ていられませんでした。
ヒゲも生え放題で、どことなく顔のしまりも
なくなっていって。
このままではダメだと思って、
「YouTubeとかTikTokをやってみたら?」と提案したんです。
試しにYouTubeで「1人四役」のリモート飲み会をする
動画をアップしたら、動画づくりが楽しくなったみたいで、
それ以来、毎日、企画やネタを考えるようになりました。
その後、JPさんと2人でテレビに出るようになったときは、
嬉しかったですね。
夫も「コロナがはやり出したときのオレは死んでたね」
「JPがブレイクしてくれたおかげで、オレも一緒に出られてる。
YouTubeも『やってみたら?』って言われたから始めたことだし、
オレはいつも誰かに助けられてるな」と言っていました。
PROFILE 原口めぐみさん
はらぐち・めぐみ。1984年、埼玉県生まれ。
タレント、女優。
高校1年生でグラビアアイドルとして芸能界デビュー。
様々な特技を持ち、モノマネ番組やバラエティー
番組で活躍する。
2010年にモノマネ芸人の原口あきまささんと結婚して、
現在は4人の男児のママ。