今日のブログでは
土日に実施した実験プログラム
『液体窒素ひんやり実験』を紹介したいと思います。
この変わった形のガラス容器に入っている
水みたいに見えるのが液体窒素です。
上からのぞいてみたら、沸騰しているのが見えました。
液体窒素は-196℃と超低温なので
空気(気温)に触れるところは沸騰しているのです。
まず、この葉っぱを使った実験です
木製トングで葉っぱをつまんで…
液体窒素に入れると、まるでてんぷらを揚げるような感じになります。
しばらくすると沸騰がおさまって落ち着きます。
そこから葉っぱを取りだして…
手でにぎると…
こなごなになってしまいます
葉っぱの中にある水分が凍ってしまうため
葉っぱがパリパリになってしまうのです。
ちなみに、この液体窒素はどうやって作るのかというと
こちらの装置で作ることができるのです。
空気の成分のほぼ80%が窒素からできているため
空気中の窒素を集めて、圧縮して液体にするのですね。
そして、この特殊な容器に入れて保管することができます。
二重構造になっていて、真空断熱容器のため
温度変化が少なく、液体窒素の気化を遅らせることができます。
さてさて、次の実験は?
液体窒素に風船を入れる実験です
でも、しばらくすると…
あれ?風船が…
どんどん小さくなっている…?
あららら~ほぼ縮んでしまいましたね。
ちょっと写真ではわかりにくいのですが、風船の底に
水みたいなものがたまっていました。
さて、どうしてこんなことが起きるのでしょうね?
どうしてかは、考えてみましょうね
この他に
液体窒素にスーパーボールを入れる実験や
軟式テニスボールを入れる実験など
普段の生活では経験できないような実験を
いくつか実施しました
科学ってマジックのように不思議なところもありますが
原理や原因を追究していくと
どうしてそうなるのかを理解できるようになっていきます
ムシテックワールドでいろいろな体験をして
科学的思考力を育ててほしいなぁと思っています