エコハウスの周りには、いろいろな木があります。
そのなかでも、ひときわ大きな葉っぱの木を発見しました。

近づいてみると・・・
まるで、ヤモリのてのひらのような葉っぱが!

このような形の葉っぱのことを
「掌状複葉(しょうじょうふくよう)」というそうです。
「掌」は「てのひら」とも読むことができる漢字です。
やっぱりみんな、「てのひら」にそっくり!と思っているんですね。
じゃあ「複葉(ふくよう)」ってなあに?
「複葉」とは・・・1枚1枚が独立した葉っぱではなく、
数枚の葉っぱを合わせて1枚の葉っぱということなんです。
少し難しいので、写真にしるしをつけました↓

この〇で囲んだもの全部で、1枚の葉っぱなんです!
びっくりですね


そして、1枚1枚は、「子葉(しよう)」といいます。
紅葉するとこの7枚の子葉が一緒に落ちてきます。
こんな面白い特徴の木の名前は、

トチノキです!
福島県のお隣の栃木県の木にも選ばれています。
この看板に書いてるように、実は加工すると食べられます。
そのまま食べると苦いそうです。

見た目は、少し栗に似ていますね!
しかし、栗のようにイガイガの殻ではなく、

このような殻に包まれています。

けっこう分厚いです。
ムシテックでは、このトチノキの実を食べるのではなく、
工作に使っています♪
そして、今の季節は紅葉した葉っぱと共に冬芽を見ることもできます。

トチノキの冬芽は、冬の寒さや乾燥から身を守るためか、
樹液でベタベタしています。
どうやらこの虫は、ベタベタ樹液に捕まってしまったようです。
もしかしたらベタベタ樹液で、
虫や鳥からも守っているのかもしれませんね!
ベタベタの冬芽や大きな葉っぱの紅葉、
ぜひムシテックで観察してみてください
