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みなさんこんにちは。山田です。

先週僕が更新したブログはヘビを飼うための心得でしたが、今回は
カナチョロの飼い方についてお送りします。


また爬虫類かよ!

とツッコミが聞こえてきそうですが、今週は年に一度の大人気プログラム
「カナチョロさがし」が行われているのです!

みなさんがつかまえたカナチョロは、お持ち帰りいただきお家で飼ってもらうわけですが、

「初めてでどうすればいいかわからない!」


「家の周りで捕まえたけどどうすればいいの?!」

という方は是非このブログを読んで飼育の参考にしてください。


①家を作ろう!

はじめに捕まえたカナチョロの家を作りましょう。
作ると言っても、用意するのは普通のプラケースでかまいません。

そのプラケースの中に土を敷き詰めます。
カナヘビは土に潜ったりはしないので、ギュッギュッと固く詰めましょう。

土を敷いたら石や陶器の破片、枝などを置きカナヘビが隠れる場所を作ってあげます。
爬虫類は隠れるのが大好きなので忘れずに用意しましょう。

飲み水のお皿代わりにペットボトルのキャップを使います。

これで家は完成です。
捕まえたカナチョロをいれてあげましょう。


②エサをあげよう!


みなさんの頭を悩ませるのがこのエサ問題です。
爬虫類を展示していると
「カナチョロを捕まえたんですが、なにをあげればいいですか?」とよく質問されます。
基本的にトカゲやカナチョロは虫を食べます。特にバッタやコオロギなどが大好きです。
しかし人の手で捕まえられるサイズの虫ではカナチョロの口に入らないかもしれません。

そこでムシテックではミルワームをオススメしています。

ミルワームとは、ゴミムシダマシの幼虫のことで、
小型の爬虫類のエサとして流通しています。

ペットショップやホームセンターなどで鳥のエサとして売られているので
簡単に入手することができます。

しかし、ミルワームは栄養価が低いのでたまにコオロギもあげましょう。
コオロギはペットショップで一匹15円程度で売っています。


③意外な落とし穴!


カナチョロの家とエサについてはみなさんわかったでしょうか?

続いては、飼い始めてから起こりやすいトラブルについてお教えします。

<エサを食べない>

飼い始めて最初に起こるのがエサ問題です。
食べない理由はいくつか考えられます。

・捕まって間もないので警戒している。
・エサが大きくて口に入らない
・そもそもお腹が減ってない

大体この3つでしょうか。
警戒している場合は3日ぐらい放置しましょう。
触るのはご法度です。カナチョロが新しい環境に慣れるまではそっとしておいてください。

口に入らない場合はエサをちぎってあげるか、口に入る小さいエサをあたえてください。
ちいさいエサを与える場合、釣り用の赤虫がおすすめです。

そして、お腹が減ってない場合。
人間の感覚だと毎日ご飯を食べないと持たないような気がしますが、爬虫類は燃費がいいので
毎日エサをあたえなくて大丈夫です。
大人のカナチョロだと2、3日に1回エサを食べれば十分です。

<共食いをしてしまった>

ちいさめのケースに多くカナチョロを入れると、ケース内のカナチョロが他のカナチョロを食べてしまうことがあります。カナチョロのお腹が減っているとそういった共食いが起こるので、エサは十分あたえるようにしましょう。

<卵を産んだよ!>
カナチョロを育てていると卵を産む時があります。
そのままにしておくとカナチョロが踏み潰してしまうので孵化させたい場合は回収しましょう。
回収した卵はプリンカップに卵の上下が入れ替わらないよういれてください。
タマゴの上下が入れ替わってしまうとカナチョロが卵の中で呼吸できずに死んでしまうので注意してください。


飼うのに必要な知識はこれぐらいでしょうか。
カナチョロの冬越しに関しては、難しいので推奨はしていません。
個人的には、毎シーズン捕まえて秋になったら野に放してあげるのが一番良いと思います。

他にもなにか相談したいことがあればムシテックへご連絡ください。