センス・オブ・ワンダー | 独書感想文

独書感想文

読んだ本をちまちま書いていく、個人的な感想文です。


そんなこんなで、一発目の本はコレ。
最近読み終わった本、
レイチェル・カーソンさんの、センス・オブ・ワンダー。

レイチェルさんは、作家でもあり、海洋生物学者なんですね。
他の作品は、残念ながら読んだことがないですが、今度、『沈黙の春』を、読んでみたいなと思っています。

このセンス・オブ・ワンダーは、甥であるロジャーくんと、自然の中で過ごしたことを綴っています。
毎年夏にメイン州で過ごすというレイチェルさん。
読んでいて、本当に羨ましかったです。
周りには生き物がたくさんいる海があり、たくさんの植物がある森もある。
そこで、ちいさな発見をし、楽しんでいるお二人が、本当羨ましい。
雨の日は森に行くといい、という箇所を見て、
あぁ、行きたいなぁ。と、心底思いました。

ところでこの、タイトルになっている、センス・オブ・ワンダー。
これは、神秘さや不思議さに目を見はる感性、だそうです。
それが大事ということ。
なんとなく、わかる気がするんです。
ただ最近は、空が綺麗とか、新緑が綺麗とか、今の時期なら、雪の結晶が綺麗とか。
友達に言ったら、大体は同調してくれそうですが、「何言ってんだ この子は」と、変な目で見られるような気がしてならないんです。だから、思っても言わないですけど。
この本を読んで、
あぁ、いちいち感動してもいいんだな、と、どこか安心した気持ちになります。
あとは、ここですね。

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない

という文。
これは、何事にも言えるのではないかなぁと思います。

そういった、改めて思うこと。
当たり前じゃん、て流さず、当たり前の事だからこそ、改めて認識すべきではないかと、思ってしまう今日この頃です。