地下にお店が。
2023年はじめに知寄町にあった『坐忘』さんが閉店されてしまい寂しい思いをしておりました、約1年の雌伏期間を経て、
移転再オープン!
2023年12月25日とか24日オープンらしい!
やったぜ。
見たか。
やったぜ。
ワインと無国籍料理 坐忘
高知県高知市追手筋1-10-3 アーベイン追手筋ビル B1F
088-821-8991
営業時間 17:00~24:00
定休日 不定休
今回の坐忘さんは地下にあります。
アンダーグラウンド!アンダーワールドワイドですよ。
どうやら元『SORAバーガー』さん跡地に移転らしい。
ソラバーガーさんは大丸の6Fに移転でしたっけ・・・。
移転の波が複雑、なむなむ・・・。
ふ、もうよそう、足踏みはもういらない。
時間を遡行できるのは記憶のなかだけです。
GOです!
トントントン、カランカラン・・・・。
あ、マスターおかわりなく。
ムシマルが来訪されてびっくりされた様子。
すいません今日は予約が・・・少し困ってらっしゃるようす。
本日は19時から団体客が来るので、それまでなら良いですよ、と言われる。
チラリ・・・・時刻 is 17:50。
一時間呑み食いできれば満足するのではないか。じゃあちょっと呑ませてください成立!
酒だぁ酒。酒をくださいな。
日本酒、美丈夫がありましたゆえにそれを。ワインの店なのにジャポニズムもたいがいにしろと自分でも思う。
・・・からの、アテはどうしましょう。
魚かなー酒なら。日本酒ならば。そういう思いに耽る。
・・・魚がそこにあるではないか。
視軸をメニューに寄せる。鮮魚がありました。
【スマアジのカルパッチョ】700円。
本日の鮮魚をお願いしたら、今日はスマアジですよーって。
お刺身よりも、もっといろいろまぶされています。
ぱくもぐ。
清らか滑らかさが格別な味わい。
特別のこれをいただける私も、もちろん特別な存在。
なんかクリスピーな添えツブツブも旨い。グラノーラではないがグラノーラみたいな何か。
カルパッチョってもっと酸いものかと思っていたらお酢がけの方はマリネでカルパッチョはオリーブオイルとかソースとかいろんな味わいがあるものらしい。
複雑のようでシンプルな旨み。
弾力あるのにするっとします。
スルッとするってえと、なにかい。
知ってる鯵じゃないみたいな、カルパッチョマジック。
日本酒が早めになくなりそう。
2杯めは洋酒にしよう。
と。
【牛タンレモン】1300円。
今夜のメインと言えます。
急に牛タンが食べたい真冬日、マジ頼んでよかった熱量&重量。
肉10切くらいありますしキノコにネギもホロリホロリ。
一面の牛タン畑!
ワタシは野に咲く花を吸うてふてふ―。
ぎゅぬぎゅぬ。甲斐音が響いているんだ、ムシマルの頭の中でだけ・・・。
うんま。
シンプルにして神聖モテモテ王国。ながいけん級の曲者。
牛タンがギニギニしていて、ムシマルはこの弾力愛好癖みたいなものをときどき感じちゃうから。あー今日がんばった自分への褒美はこれにさだまる。
後からレモンの風味が染み渡る。そう、夕日みたいにね。
旨い。
歯ごたえに定評が出そう、坐忘で口さみしくなったら、ぎにぎにニギニギしたくなったらここの牛タン思い出すかも。
何年も通っていて、まだ頼んだことないメニューが多々ありますね。嬉しいことよ、それをこれからひとつひとつ制覇して行けることも。
マスターのこの一年の話をお聞きしました。
あの店の立ち上げに尽力されていたとか?
逆に、ムシマルがどうしてこの店の移転オープンを知ったのかマスターから聞かれる。
・・・実は、知寄町のハンコ屋さんとSNSで繋がっており、その方が復活移転オープンという投稿をされていたのを見てきたのだと伝える。
そういうやり取りがありました。
「過去を止めておけるのは本来物質だけですからね。時間的経過が物質に齎す物理的変化のみが過去の証しです」と京極夏彦氏も書いていた。いずれ忘れる事でも、変わっていないメニューやお店看板フォントに過去がすぐ今に馴染みます。
物質はだいたいオレが食っちゃうよ。
時はいつの間にか18:40すぎ。
ワインの感じにもたれて出入り口を覗きこんでいると幹事さんなのか時間キッチリャーなのか、早めの予約客さんが現れる。
注いでいただいたワインを飲み干す。
ワインの店でワインを飲んだぞ。
お会計2700円。やっす。
何らかのサービスをしていただいた気がします。
また来るよ。