お宿のすぐ近く、というか食事に合わせて宿を取ったといえなくもない。
 
『釜めし初音』さん、室戸市のキンメダイグルメではトップ2くらい有名なところ。
弟と連れ立っていく。

 

釜飯 初音

 

食べログ(45) 

高知県室戸市室津2616-1

0887-22-0290

釜めし初音 (kamameshi-hatsune.com)

 

 

不定休

【平 日】11:00〜13:00(OS)/17:00〜20:30(OS)
【土日祝】11:00〜13:30(OS)/17:00〜20:30(OS)
※お飲物は20:30以降も承ります。
※営業時間は予約に限り相談に応じます。

 

 

 
あ、夜はそこまでお客さん多くないかも。
ランチはいっぱいなイメージ。
 
少し待って、というか忙しく働かれていてなかなか気付かれていなかって、なんとかアピールして認知いただき個室に案内いただきます。

メニューを見る。
 
 
 
 
 
 
 
一品ものはそんなに多くないかも。
 
どうしよう?わからない。何を頼みましょうか。
定食系たくさんに、一品物もちょこちょこ。
(チキンカツや海老フライ・・・・逆に逆に気になります)
 
あ、ナガレコある!
事前チェックしたときには『ナガレコは4月から9月です』と書かれていたので2月訪問時には無いのではないかと危惧していましたが、ありそう。
未来に希望が持てるって、よいですね。
冷凍ものだったかな?時期的には今じゃないみたいですが、あってよかった。
 
定食系それぞれひとつに、ひとつふたつ何か頼もうということに至る。
炊き込みは魅力だな~、炊き込みのお店なら炊き込み御飯を頼まねば不粋か?
とか考えていたらヤンガーブラザーがキンメダイ炊き込みご飯にするよと宣言、じゃあムシマルは被らんやつにしよ。
 
お刺身系は、ヤンガーブラザーが生魚どちらかと言えば苦手なので、そしてムシマルは好きなのでそっちを。
 
ムシマルは「海の恵み定食」2,300円・・・ごはん+刺身盛り+鯖煮つけ+ながれこ
ヤンガーブラザーは「金目の釜めし定食」3,180円・・・釜めし+煮つけ+茶碗蒸し+あら汁
呼び出し機で来てもらい、注文。
それぞれのご飯に、浜アザミ天ぷら1100円くらいと、ナガレコ1900円くらい注文!
ナガレコありました。
冷凍のやつなのでお刺身やバター焼きはできないけれど煮付けはできるって。
これにはムシマルもニッコリ。
「炊き込みご飯はお時間いただきますから」と。おっけー。
 
浜アザミ天ぷらは数分で来ました。
よし、これでちびちび飲めたらいつまでも待てます。ビールも頼んでいました。
 
浜アザミはちょうど来訪時期(2月)くらいの時期だけまわっているらしい、ナイス!
 
ヤンガーブラザーは浜アザミを初めて食べられます。
ムシマルは高知市居酒屋で食べたことがあった気がします。どことは覚えてないのですが。
 
【浜アザミ天ぷら】
味つけは既にされているそう。塩で。
ヤンガーブラザー「食感に全振りしたみたいな天ぷらだな」なるほどそういう説もあるか。
 
茎のような食べ応えと、衣の歯ごたえが絡まって、なんか食べて嬉しいものと化しています。
 
ムシマル的には縁起が良い食べ物になった、由来はない。
塩気がビール進ませます。
 
 
美味そうな形をしているだろう、命を刈り取る形だ。
量ありますな見た目以上に根深い問題ですよ。
 
 

【海の恵み定食】

ずっと見ていたいほど魅せられる姿。
 
 
厚切り。
高知お刺身厚切りランキング上位、いや1位かも。
サバとブリとカンパチとハマチだっけ?
その、四天王刺身。
 
ああ、ぼくのサバらしい日々。
はぁーあぁん、って声が出ちゃう。
熱めのお風呂に浸かった時くらいの快楽。
胃袋はキュッとして、ハッとしてGood!
ムシマルは自分の世代以上のものを取り扱っています。
 
 
 
ハマチのトロッとした脂のノリが、後世の人からツいてるね、ノってるねと言われるやつ。
カッティングがなんらかの輝石を見出した時みたい。
うわうわうわ酒・・・・!
それにつけてもお酒がウマイ・・・・。
 
だってよ・・・・刺身が!
刺身の放った挑発は、口をかきむしりたくなるような食欲だった。
あまりにも強い鮮度と旨みは、逆にムシマルに冷静さを取り戻させる。
 
くぅー美味い酒と魚で目が霞む。
 
で、でですよ。
お汁に金目の身が揺蕩っていた。
実際の旨さ食べやすさ以上に、オレの為にオレのすまし汁にこんなに立派な身を・・・ありがたしかたじけなし。
そういう気持ちになる。
 
小鉢の副菜物もいただきつつ元気にどんどんなっていく。
そして、一方その頃。
 
弟のキンメダイ炊き込み御膳。
 
いや炊き込みよりもキンメダイのあら炊きが強い!
メニューには煮付けって書いていましたが、こんなすごいやつか!
とろっとして、「贅沢」の具現者のよう。
 
しかし俺は錯乱し著しく知性を欠き大切なことを見落としていた。
愚かだった。
 
ナガレコ来た。
 
【流れ子】別注文していたナガレコ。
このサイズで1800円とか2000円、高級なのだ。
 
これだ・・・ムシマルが本当に食べたかったものはこれなんだ。
個の旨み剥き出しの高級貝を完膚なきまで食べつくすそのざまを、俺は是が非でも楽しみたい!
いやしかしこのナガレコに打ちのめされ跪いて頭を垂れて仰向けになってお腹いっぱいだよというムシマルも見たくなった・・・・
 
・・・いよいいよムシマルもヤバくなってきたらしぃ・・・
助けてくれ釜めし初音ぇ、俺を助けてくれぇぇぇ!!
うおおおぉ、旨い。
 
ナガレコの磯の香りが口のなかに。
アワビの力を宿したような、勝る瞬間があるような。
強く、旨い‥‥。言葉足らず。
 
 
食べ終えた。
ビール瓶一本空けた。
 
 
お会計二人で1万円と少しだけ。
 
あああ。ごちそうさま。
 

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