◆ ご夕食
              場所:お食事処
              時間:17:30 より21:00まで
一泊二日2食で15000円の、こちらのお宿では基本コース。
(この上に、この上ないウナギや牛肉コースがあるようです)
ムシマルはここまでです。
 
 
 
プラン名:【NEW!】子持ち鮎付き♪四万十の和会席コース。
     皆様より長らくご好評いただいております「四万十の和会席」をリニューアル!
   当館自慢の「子持ち鮎の塩焼き」をお付けしてご提供致します♪
座す、座す。
さあ、後は待つだけだ!
お口に入れるだけだ!
 
準備されていきます。
なんか・・・・美しいっスね。
  
 
  
何から来る?どこから来る?
正面か―!
 
 
   ■先出し【ホタテの柚子胡椒和え】
むご・・・ん。
日本酒だなこれに合うのは。
ピキピキとした食感にゆず風味が、時代をつらぬくニューパワー!
ホタテですのに、タコの吸盤みたいに小気味よい硬さしてます。
四万十町の夜はビールから始まっています。
 
【シメジごま和え】
ありそうで、実は初見かもシメジごま和え。
シメジ好きなんですよ。あーキノコの中でも有数に好き。
素直な旨みね、シメジくん。
 
【蟹と柚子真蒸】
すり身的練り物ですが、香りが気高い。
珍味界の姫のようでした。
カニ、こんな感じか!こんな風か!
調理って感じだ!既知のカニが未知に化けた。
 
コクコク、ビールはうまいことだ!
お風呂とサウナに入ったことが効いています。
(しかし、出てくる食べ物はどうも日本酒向け、そりゃそうかも和会席だから和な酒が親和性高いか)
・・・次は日本酒だなこれは。
 
 
【 ■お造り:鰹のタタキ】
お山の方だからどうかなーと思ってましたが、高知の高いタタキレベルに見合った旨み。
数は控えめ三切れ。
前作主人公のちょうど良い見せ場くらいの登場と出番の長さ。
 
 【 ■お鍋:米豚の生姜鍋】
四万十町は豚肉有名。窪川ポークってブランド名でしたかな?
こちらも地元ブランドの仁井田米をブタさんに食わしてるらしい。
 
ビジュが良い。
豚はもう、光を放つのではという溢れる母性、母性?
もぐもぐ。あ、旨。
ただ旨いだけの旨さ抜群なだけの料理。理論的に旨いやつらだけでできています。
セリエAみたいな個の力がすごくすごい(語彙)。
 
突然旨みだけニュータイプになったかのように、豚肉の米豚の旨みだけが直接コミュニケートできます。ああ、エキス出てる、染み出てる、ムシマル側からはアドレナリン出ています。
 
スーパーナチュラルな豚脂が口ならす。脂、上質です。
お出汁にも清廉潔白なバターみたいなステキだなこれは。
 
  
シイタケが、旨いよう。
 
  
 
これは、この肉は良い。
鍋おかわりしたいぜ、たとえお腹がぽんぽこりんになったとしても。
漸進性過負荷(プログレッシブオーバーロード)を感じる豚肉。
限界を超えていく豚。
 
Q.あなたにとって窪川ポークとは何ですか?
A.・・・自分そのものだ。
 豚肉の美味が自分自身の喜び・・・。食事のさなか、豚肉と私自身は同じものを目指していて分かつことはできない。
急なインタビューが入るほどムシマルはおかしくなっている、
 
 【 ■焼き物 :子持ち鮎の塩焼き】
今回の主汁が上記豚鍋だとしたら、メインはこちら鮎、子持ち鮎
今夜の主役はきっと鰹ではない。
 
子持ちの膨らみ、量が予想上回る多産!
ガワへの塩振りが利いている、ぐねっています。
 
鮎をこんなに、こんな風に頬張ったのははじめてかも、それぐらいにウェストのボリューム感がありました。
あー、苦いところも大人だから丸ごと愛せます。
 
いや実際、活きの良いやつではないか。
 
さあ、祝祭だ!喜べ!歌え!愛せ!美酒と一緒に、我はお前たちを飲み干そう!
 
 
 
【 ■】蒸し物 :茶碗蒸し】
熱くて熱くて冬キラーとなりました。
  
熱い、そしてダシツユに、漢をムシマルを疾走させる潜在力があります。既に顕在化している潜在力。
熱伝播で喉を痛めかねない、ボーカルの方は注意、ドラムスとギタリストはがっつくがよろし。
 
お、ビール瓶が空きましたね。
 
【無手無冠特別純米酒一合】
四万十町の酒蔵。どっちかというと焼酎が有名かも。
花みたいに散っていくように広がるうまみのお酒。
あ、鮎シナジー!地元の酒と地元の魚が高めあいます!
  
いっせーのーで打ち合わせたみたいな、
いや、塩に合うのかも、鮎の塩気にケミストリーしています。
 
旨みを銃器でいうと、諏訪さんショットガン(マンガ『ワールドトリガー』民でないとわからない)。
 
 
 【■揚げ物  :季節の天婦羅盛合せ】
シシトウ、カボチャ、海老!
種類は控えめですが、揚げたちが来たぞ――!
 
カボチャ後味がハライソ。
ワガママを言うと、お鍋で活躍していたキノコくんを天ぷらにドラフト指名したい気がしました。
 
エビもプリプリで、且つおとなしい猛獣みたいな矛盾存在。
酒の、無手無冠の前では被捕食者にすぎない絶滅種ですが。
 
ししとうも間違いない、間違いないんだー。
 
 
 
【 ■ご飯:仁井田米・香の物】
改めてご当地仁井田米は単体でおいしい。
これへの特攻としてホタテ柚子胡椒和えが刺さりました。
ご飯は消えた。
 
 【 ■お吸い物 :芹・生麩・湯葉】
儚い、ムシマルは悲しい。
ムシマルが飲み干しやすそうな量、適温、上品さにまぶされた濃ゆみ。
すべて、一瞬で消えていく。
鰹出汁のせいだから、ムシマルは悪くない。
  
湯葉だ、湯葉だけ ちびちび消えた。
 
生麩も、弄びますよね。
餅め。ほぼ餅め。
 
【 ■デザート :自家製アイスクリーム】
        
おお、おそろしい。
温かいお茶に〆アイス。
こわいこわい。
 
肉鍋と子持ち鮎がダブル美味しかった。

 

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