恐竜ボーイ3歳の思い出 ~生命大躍進~ | 虫ガールと恐竜ボーイ

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虫をこよなく愛する娘と恐竜を愛する息子の日常を綴った日記です。
だんだん虫に慣れてきた母の写真・絵付き。

数年前のことですが、NHKスペシャルで『生命大躍進』というシリーズをやっていた。

これは生命が誕生してから人類に至るまでの進化の中で、
特に重要で革新的だったと考えられる出来事を3回に渡って紹介するというもの。

初回のテーマは『眼の誕生』だった。

眼とは光を感じる細胞が進化したものですが、
まずはエビやカニの仲間の節足動物がこれを進化させて複眼を手に入れ、
エサを的確に探せるようになり大繁栄したそうです。
約5億年前のカンブリア紀の海の王者はこんな節足動物でした。

アノマロカリス。


1mぐらいの体長で、2本の触手でエサを口に運んでいたらしい。

ちなみに当時の人類の祖先は5cmぐらいの紐のような生き物で、
このアノマロカリスにも捕食されていたそうです。


当時3歳のムスコはこの王者アノマロカリスが大好きだった。
暇があると手でチョキを作ってこの2本の触手に見立てて
「アノマロカリスごっこ」をしていた。

当然ムスメにしか理解されない。


お友達の親とかにこれを見せて
「アノマロカリスなんだよ!」
「え、なあに?」
「ア・ノ・マ・ロ・カ・リ・シュ!!」
「?????」

ゆっくり言ってもムリ。

伝わらないことにしびれを切らして
「せいめいだいやくしん!!」
「?????????」

さらに混乱させるw


そして彼は甘えたいときに
「ぽくアノマロカリスの赤ちゃんなのー」
と言って私の膝の上にもぐりこんできたりする。
アノマロカリスの赤ちゃん!!
かわいくねえー!!

哺乳類の赤ちゃんならかわいいですが、

アノマロカリスはたとえ赤ちゃんでもかわいくねえよ!!

逆効果。

 

番組後半ではさらに後の時代の生物の対決をやっていた。

節足動物の王者 ウミサソリ VS 脊椎動物の王者 ダンクルオステウス

勝負の結果はより進化した立派な眼をもつダンクルオステウスが
ウミサソリを一撃で食べてしまうというものなのですが、
ムスコはこの場面も大のお気に入り。

保育園で
「ダンクルオステウスつよいんだよ!ウミサソリ食べるんだよ!」
と一生懸命言うが、やっぱり何も伝わらない。

うーん。恐竜ならまだ伝わる男の子がいたんだけどなあ。
古生物はさらにマニアックだよキミ。

どこへ行きたいのか息子よ。