長々と5回に分けて語ってきましたが、
「母、娘に鍛えられる 編」
今回がラストです。
娘の 嫌がらせ 訓練 を受ける毎日を送っていた母は
あるときふと思った。
「何で虫を気持ち悪いと思うんだっけ・・・?」
虫なんて小さいし、
でかいヤツでもせいぜい数センチだし、
日本の虫の多くは毒があるわけでも噛むわけでもなくて
特に自分に危険や害を及ぼすわけでもない。
何が嫌なんだろう。
顔が嫌?動物というよりロボットに近い気がするのに。
気持ち悪いロボットなんていないよね?
動きが嫌?異様に速い○キブリは恐怖ですが、動き自体の気持ち悪さってどこだろう?
考えれば考えるほど決定的な理由は思いつかない。
小さいころは普通に触れてたし、
虫の中でもチョウなんて今見てもキレイだなと思う。
そもそもどこからがキレイでどこまでが気持ち悪いんだっけ。
チョウがいいならトンボもまあキレイだよね。
トンボがいいならバッタも平気。
クワガタから遡るとどうだろう。
クワガタがいいならカナブンやコガネムシも同じだよね。
カナブンやコガネムシがいいなら甲虫は全般的に大丈夫。
残念ながらムカデやゴ○ブリまでの間を埋めていくのは無理でしたが、
そうやって考えていくと、大抵の虫は大丈夫な気がしてきた。
「虫が気持ち悪いという理由は特にない」
そう考えると急に楽になってきた。
そして「虫=気持ち悪い」というフィルタを取り除いてよく見ると、
虫って何であんなに小さいのに動くのか、
どういうしかけになっているのかちょっと興味もわいてくる。
大人になってから虫をよく見ると、
子供のときは考えてもいなかったような
「虫って哺乳類と同じように呼吸してるんだっけ?」
とか
「筋肉で動くのかな?」
とか新しい疑問も出てきて、
今まで考えてなかっただけで実は知らないことがたくさんあるんだなあと気づく。
母は娘と一緒にクワガタに触り、
ダンゴムシの収集やバッタを捕まえるのもできるだけ手伝い、
気になることは一緒に図鑑やネットで調べるようになった。
そうしてみると、どんどん新しい疑問もわいてくるし、
どんどん大丈夫な虫の範囲も広がってくるのでした。
次回以降は、実際にあった娘と虫のお話や
母が自力で調べた(ので間違ってるかもしれませんが)虫の話などを語っていきたいと思います。
いずれは恐竜ボーイの方もおいおいご紹介します。
写真はこのブログの表紙?にもなっているツノの生えたカナブンです。
台湾で見つけたんですが、名前はまだ調べてません(汗
