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ホソオチョウです。
●1=オス成虫
●2=メス
●3=卵
●4=幼虫

1970代後半(1978?)やはり人の手により東京(東大?)で確認され、各地に広がっています。

飛翔力の弱い蝶なので、アカボシとは違い、国内での広がりも、2次3次の人為的な放蝶によります…。

ジヤコウアゲハと同じくウマノスズクサを食草としますが、本来のジヤコウの食草はオオバウマノ…だし、生活圏の違い(ジヤコウはおよそ1mより上に産卵=背が高く伸びた食草を選ぶ傾向、ホソオは地上から数十cmまでに産卵=背が低い食草を選ぶ傾向)もあり、棲み分けているように見えます。

ホソオの幼虫は驚くと、ポロポロ落ちる性質があり、食草に戻れないもの多数…ひ弱な生き物ですね。頭にではなく、肩?からの角状のヒゲが目立ちます。

写真は2008年、再繁殖している狭山丘陵のものを飼育した時のものです。

ギフチョウと同じウスバアゲハ属で、かなり小型、きゃしゃな作りです。ストローも1cm位しか無いので、成虫の飼育は困難でした。

春型だけに前羽に赤い点が出ます。