4月11日入学式
新居に引っ越したのが3月初め
幼稚園生活が残り少なくなっていた頃だった
それからほぼ毎日
幼稚園には息子ちゃんと一緒に歩いて通った
歩きながら、この朝のひとときが
いかに貴重な時間だったかを
いつしか
痛いほどに振り返る日があるのだろうと
小さくなった制服の後ろ姿が
我が子の成長を無言で語っていた
程なくして、卒園式を迎えた
夜、ログハウスの壁面に映し出された
ビデオ画像の中には
小さな人が頼もしく映し出されていた
そして4月
ソメイヨシノが散ってしまってから
彼の小学生の人生が開花した
たとえ
新しい世界への不安が襲いかかってきても
泣いて母から離れないという
幼い引き出しは
もう持ち合わせていない
真っ直ぐに前を見つめ
進んでいく
その先に楽しい世界があることを
きっとこの6年で知ってきたのだろう
今日の良き日に
母と息子のツーショット
長ーい、なが~い人生で
この日この時この写真を見て
いつの日か泣いたり微笑んだりする日が来るのか
人生は何があるかわからないから
過去は変えられない
変えられるのはココカラサキの未来だけ
そしてこの日この時この瞬間
一緒に笑いあったことだけは
紛れも無い事実
2014年春にオメデトウ。