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孤軍奮闘?武将フィギュア一筋武者工房 縅 の武者楽です。ちっちゃい武将フィギュアさん達、ちまちま塗ったり造ったり‼

武者楽工房にお立ち寄りありがとうございますm(__)m

実朝さんのジオラマの修正ついでに実朝さんのお顔もちょっとリタッチしましたが、もうちょっと頑張ってみました(^^)

ビフォー
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アフター
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特に目を中心に修正して、肌も少し赤みを加えてハイライトを段階的に入れ直しました。

そして、この方もリタッチ(^^)

新田義貞殿です。
ビフォー
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アフター
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実朝さん同様の修正で、更に髭を描いてみました(^^)
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なんとなしにお顔のペインティングがしたくなって、最初からだと大ががり過ぎるので、目入れの練習かたがたお二人をチマッと修正してみました(^^)

今後の課題は塗装の精度を更に上げることと、塗面の荒れを如何に抑えるかですね。塗り方が悪いのか…かなりガサガサ感が出てしまうので、ここら辺は塗料の特性をまだ掴みきれていないのかも知れません(^^;;
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顔に集中しすぎて実朝さんの束帯をつい持ってしまい、手脂がベタリとついてしまいました(-_-)

そういえば製作当時は手袋してました…💧
オールペイントはしんどいし…また水洗いしましょかね(^^;;

とりあえず今日はここまでといたしましょう(^^)

最後に、ちっこいです(^^)
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ではまた( ´ ▽ ` )ノ))











武者楽工房にお立ち寄りありがとうございますm(__)m

1219年の1月27日は鶴岡八幡宮にて源実朝殿が甥の公暁殿に暗殺された日です。

鎌倉幕府初代征夷大将軍 源頼朝が没した後、跡を継いだのは嫡子源頼家でした。しかし頼家は母 政子や政子の実家北条氏と激しく対立、ついには修善寺に幽閉後殺害されてしまいます。
頼家の跡を継いだのが頼家の弟実朝でした。
実朝は鎌倉御家人の陰謀、対立に巻き込まれ殺された兄頼家の事がトラウマとなり、政治からは努めて離れ、和歌など文化方面に傾倒していきます。
その反面、官位に異常なまでに執着し最終的には右大臣にまで上りつめました。
恐らく官位を得る事で自分の存在を維持しようとしていたのではないでしょうか。
余談ですが、百人一首の、鎌倉の右大臣は実朝です。

そして、運命の1月27日、大雪の中、鶴岡八幡宮にて実朝の右大臣拝賀の式が執り行われます。
式の直前、太刀持ちの役になっていた北条義時は体調不良で役を辞退、代わりに源仲章が太刀持ちの役に就きます。

衣冠束帯の実朝はじめ京から来た公家たちの行列が鶴岡八幡宮の石段を上って行きます。

行列が石段の中頃に達した刹那、脇の銀杏の木から数名の抜刀した僧形の武者が躍り出て実朝の行列に斬り込みます。
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行列はパニックに陥ります。公家達は有るものは腰を抜かし、あるものは逃げまどい…その混乱の中、太刀持ち役をつとめていた源仲章が斬り伏せられました。
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斬り込んだ暴徒は源頼家の子 公暁率いる一団でした。
公暁は実朝を捉え、「親の仇‼︎」と太刀を浴びせます。
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あっと言う間の出来事でした。
鎌倉幕府3代征夷大将軍 源実朝は甥の公暁に首を討たれ28年の生涯を閉じました。

実朝を討った公暁は意気揚々と実朝の首を持って姿を晦ましました。

この後間もなく、公暁は乳母である三浦義村の館に向かう途中、三浦義村が遣わせた長尾定景に討たれてしまいます。
因みに長尾定景は長尾景虎(上杉謙信)の先祖と言われています。

鎌倉を揺るがす大事件の裏には執権北条氏と最大の有力御家人三浦氏の暗躍があった…⁈ 

何故公暁は実朝を討ったのか?なぜ北条義時は直前で太刀持ちの役を辞退したのか?謎多き事件です。




実朝公忌ということで、以前製作したジオラマ 「大銀杏は見ていた 」を手直してドラマストーリー風にしてみました(^^)
拙い文章で失礼いたしました(^^;;



手直しした人達

麻呂さん、ベースから外すのにてこずりました(^^;;
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白粉を濃くしました(笑)
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衣装もちょっとリタッチ(^^)
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実朝さん
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所々塗装が剥げていたのでリタッチ♪
お顔ももう一段明るいハイライトを入れました(^^)
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雪はその都度足しているので、完成当時より積雪量がどんどん増えてます(笑)
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本当は当日にアップしたかったのですが、諸事情(通信制限…(-。-;))で今日になってしまいました(^^;;




武者楽工房にお立ち寄りありがとうございますm(__)m

久しぶりにちっこい武将さんを使って大鎧と胴丸の薀蓄をば…(^^)

モデルは新田義貞殿御一行の残党の皆様です(^^)
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大鎧と胴丸は最初に誕生した純日本甲冑です。



先ずは大鎧
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大鎧は平安時代中頃に誕生したと言われます。胸元の栴檀の板、鳩尾の板、胴の絵革、四分割の大きな草摺が特徴です。
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鎌倉時代後期〜南北朝時代頃の大鎧です。
大鎧も平安時代、鎌倉時代、室町時代では形や大きさが大分違います。この時代の特徴は、大きく折り返した錣と傘のように広がった傘錣の兜、7段下げの大袖、端に溜めのある草摺です。
実戦からは遠ざかるものの武家の象徴、最高位の鎧として戦国時代まで作られました。

次は胴丸
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大鎧と同じ頃に誕生した鎧で、主に兵卒が使用しましたが、武将も軽装時(下腹巻)や大鎧の下に着用したりしました。
胴のみの簡易な鎧で、肩の防具の杏葉、八間に分かれた草摺が特徴です。
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鎌倉時代後期あたりから大鎧に代わって武将も好んで着用しだし、戦国時代までバリバリの現役甲冑として使用されました。

こちらが武将クラスの胴丸
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武将クラスの胴丸は大袖と兜が付属します。(この武将さんは兜を被っていませんが…) それに伴い、肩の杏葉は胸元に下げました。大鎧の栴檀、鳩尾の板の役割りです。大鎧を取り付ける装置として背中に総角が付きます。
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時代が下ると大袖の他に広袖や壺袖、小袖
を具したものも登場し、更に威も総毛引のほかに素懸け威のもの、構造も小札板の他に板札の蝶番繋ぎのものなど色々なタイプが登場し後の当世具足に発展していきます。

そのような流れの中に特異な鎧があります。
大鎧と胴丸のハイブリット、胴丸鎧です。
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弦走り、栴檀、鳩尾の板、背中の逆板など大鎧の特徴をもちながら、右引き合わせの胴、八間に分かれた(現存品は七間ですが元は八間らしい)草摺と胴丸の特徴を併せ持っています。遺物が一領のみ(江戸時代のものは除く)と極めて少なく、謎多き鎧です。この鎧の存在を知った時の驚きは今でも忘れられません(^^)


残党さん達が寂しそうにしていたので久しぶりに登場してもらいました(^^)
新田義貞殿や他の方々も別の場所にいますのでご心配なく(笑)

で…割を食ったのが…
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「ムギュゥゥ〜💧狭いでおじゃる💦」
「しばしの辛抱でござる」

鍋猫ならぬ皿猫(笑)

申し訳ござらん(笑)
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