第十二侯【雷乃発声】
「雷声を発す」
「かみなりこえをはっす」
《仲春》【春分】末候
桜も盛りを過ぎると
冬の間は鳴りをひそめていた雷が
ふたたび遠くの空で鳴り始めます⚡️
春の雷⚡️は、夏の雷⚡️と違い、
短く鳴るのが特徴です。
やっと訪れた春が
また遠くなったようにも思いますが、
春雷⚡️は田植え前の、恵みの雨を
呼ぶきざしとしての一面もあります。
❇︎季節の草花❇︎ 【チューリップ🌷】
春の庭を彩るチューリップ🌷
紀元前にトルコ🇹🇷で栽培が始まったといわれ
名も花の形が頭巾に似ていることから、
トルコ語でターバンを意味する
「チューリバ🌷」が語源になっています。
❇︎トルコではチューリップのことを
「ラーレ」と呼びます。
十六世紀末にオランダ🇳🇱に移植されてから
瞬く間に流行し、希少な球根は、
約5万㎡の土地と交換されるなどしました。