「綿の柎開く」
「わたのはなしべひらく」
《初秋》【処暑】初候
綿の実がはじけ綿摘みがはじまる季節。
「柎(はなしべ)」とは花の萼(がく)のこと
を表し、萼が開き、綿毛が顔を出す頃です。
昔から、人々はこの時期になると、
白くてふわふわした綿を摘み、ほぐし、
詰め物にしたり、紡いで作った糸で
綿織物を織ったりして活用していました。
❇︎季節の鳥❇︎ 【駒鳥】
雀ほどの大きさの小さな鳥で
「ヒンカラカラカラ」と力強く鳴く声が、
馬のいななきに似ていると、
駒鳥という名がつきました。
うぐいす、大瑠璃と並んで、日本三鳴鳥に
挙げられているほど有名な鳥ですが、
最近では見かけるのが珍しい野鳥になってしまいました。