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野田和美です。
いつもお読みくださってる皆さま
今日は薬膳のお話
夏土用は「脾(ひ)」を養う
7月19日(金)〜8月6日(火)
漢方では、「気」の力で
血流が動いているとされます。
季節の変わり目は
胃腸が弱りやすい時期。
この期間の胃腸の不養生が
体のエネルギーを弱らせ
血の巡りにまでも悪影響を及ぼします。
胃腸が弱ると
胃腸で作られる「気」が
作られなくなってしまい
血流も悪くなります。
これによって心や体の不調も
引き起こされるのです。
「脾(ひ)」は脾臓だけでなく
胃腸を含めた臓器
全体の働きを指します。
消化吸収された食べ物を
気・血に変えて
全身に送る働きを持っています。
「脾」が胃腸が悪くなり
気が不足し、食欲不振、疲れ
だるさ、手足の浮腫、下痢などの
症状が現れやすくなります。
四季それぞれに土用が
ありますが、中でも有名なのは
今日から始まる「夏の土用」ですね。
暑さが厳しく
夏バテしやすい時期でもあるため
昔から精のつくものを
食べる習慣がありました。
・土用うなぎ
・土用餅
・土用卵
・土用しじみ
薬膳で、うなぎは
・血を増やす
・胃腸の働きを高める
とされています。
土用期間に重要なのは胃腸を整えること！！
「整える」というのは
「空腹を感じていないのに
時間だから食べる」のを
やめるということ。
夏土用に
胃腸をいたわることが
次にやってくる秋を
元気に過ごすための養生です。
心がけとしては
体調が乱れていると感じたら
よく噛んで食べることを意識して。
よく噛んで食べていると
その情報が口から食道、胃腸
肝臓、胆嚢、膵臓など
消化に関わる臓器に伝わります。
それらが次第に活発に
働き始めると連動して
体全体のリズムも整っていきます
五行の考え方に沿った
食事としては
土用期間は【黄色食材】が
おススメです。
黄色の食材は
味噌、納豆、湯葉などの大豆製品
かぼちゃ、サツマイモ
とうもろこし、柑橘類など。
黄色の食材には、大豆製品を筆頭に
良質なタンパク質が豊富です。
体内から余分な脂質を排出する
働きや、血中の悪玉コレステロールを
低下させる働きもあります。
暑いからといって
冷たいものばかり飲んでいませんか？
冷たいものが欲しいのは「喉」で
「胃腸」では悲鳴をあげてます。
冷たいものも楽しみつつ、胃腸をいたわるために温かい飲み物をとりましょう！
🔹空腹を感じてから食べること
🔹土用期間は黄色食材を
🔹よく噛んで腹八分目
🔹お茶・味噌汁・スープの温かい汁物をとる
意識して夏土用を
お過ごしください。
今のあなたは
過去の過ごし方が
結果となって出ているのです。
今の暮らし方が
少し先の未来を作ります。
知恵って愛です。
知っていたら自分のため、大切な誰かのためにできることがグッと増えます！健康長寿の養生を始めましょう。
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