リバイバルされたロックの話

リバイバルされたロックの話

細々と更新していきます。主に2000年代のガレージロック・リバイバルについてです。

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少々サボっていたので、久しぶりではある。特に忙しかったとかいうよりは、単に文章を書く気が起きなかっただけ。

今回は、今まで紹介したどのバンドよりも最近のバンドになるのかな、2011年に初めのアルバムをリリースしたような最近のバンドになる。そんなBlack Pistol Fireというバンドを紹介しよう。バンドというよりはデュオだけど。

Black Pistol Fireはカナダのロックンロール・デュオだ。これは昔公式サイトに書いてあったプロフィールの文章の冒頭に当たる。まあ紛れもなくその通りである。ロック・デュオではあるが、カントリーやブルースの要素も取り入れていて、かなりカッコいい。そして時折やるカントリーのような曲がまたカッコいいのだ。

ロックンロール・デュオと言えば、このブログを読んでいる人はThe White StripesやThe Black Keysを思い浮かべる人が多いのではないか。まあ継続的な読者がいるかどうかも知らないが、この流れでやっているのを知っている人たちが思い浮かべるのは先の2つであろう。ただ、Black Pistol FireはThe White StripesやThe Black Keysに比べるとハードロック的な面が強い。決してハードロックな訳ではないが、ギターの歪ませ方等が少しハードなのだ。それが心地よいのだけれど。

そんなBlack Pistol Fireのことは、2011年から活動しているらしい、ということしか僕はわからない。これまでのポリシーを曲げてまで僕はこのデュオを紹介したいのだ。

彼らは2011年にアルバム「Black Pistol Fire」でデビューする。デビューと言っても、メジャーでではない。実を言えばまだ彼らはメジャーデビューもしていないのだ。

Black Pistol Fire - Trigger On My Fire


どうですか、この「ロックンロールとはこういうことだ」と言わんばかりのデュオは。

そして2012年には「Big Beat ’59」というアルバムを出す。このアルバムも捨て曲がないと言っていいだろう。

Black Pistol Fire - Crows Feet


…ドヤァ。いいバンド(デュオ)知ってるでしょう。

そして2014年に、アルバム「Hush Or Howl」を出す。ちなみに、日本でCDが買えるのはこのアルバムからで、前述の2枚はAmazonとかiTunesとかでのダウンロードしかできない。(2016年10月13日現在)
それが僕が悲しんでいる理由の大きな部分ではある。

Black Pistol Fire - Hipster Shakes


そして今年(2016年)、アルバム「Don’t Wake The Riot」をリリースした。このアルバムでは、今までよりも深みを増した曲が増えた気がする。激シブで最高にロックンロールなのだ。

Black Pistol Fire - Bad Blood


このデュオの良い所は、まだメジャーデビューしていない所なのかもしれない。メジャーレーベルの言いなりになることがないから、自分達のロックンロールを奏で続けられるのかもしれない。

僕は彼らのことを今日本で1番好きだと言える自信がある。マイナーではあるものの、彼らはThe White StripesやThe Black Keysにも引けを取らない、素晴らしいロックンロール・デュオだと思う。

この記事を読んだあなたが、もしBlack Pistol Fireを好きになったなら、他の人にも聴かせてみてほしい。このデュオは、埋もれるには惜しすぎるデュオなのだ。