あるのは真実ではなく認識なのだ。そしてそれで十分なのかもしれない。
「…みんなが幸せになる方法を教えて欲しい」
僕は口にする。
心からの望みを。
「誰も不幸にならずにすむ、そんな方法を」
「あるわけないじゃん、そんなの」
馬鹿じゃないの、と忍野は肩をすくめた。
「都合がいいにも程がある。そういうのは小学生が道徳の時間にやる作文のテーマだよ。現実的じゃないね。」
「忍野ー僕は」
「ただし」
羽川と、キスショットと、そして僕を順番にみてー忍野メメは言う。
「みんなが不幸になる方法ならある」
iPhoneからの投稿