昨晩から雨風が酷く、台風かと思うほど
過ぎ去れば綺麗に晴れ渡り空気も澄んでいる
それでも風の強さは残っているからモコモコに着込んだがかなり寒い
日差しは柔らかだ
先日親友が大阪に来てくれた時に話していたこと
「飽き性」について
優しい彼女からのとてもありがたく優しい肯定に、穏やかにテンションがあがった
最近よく見ている「外の音、内の香」というWEBサイトを運営しているライターの一田憲子さん
彼女を特集した「北欧、暮らしの道具店」のYouTube内での話に深く共感した
とても正直に語っておられる一田憲子さん
心の底から受け入れて消化したのだと感じた
一田さんの書かれた本をそんなに読んだことは無いしお人柄も全然わからない
飽き性について語っておられた内容は、自分のことかと思うほど共通点ばかりだった
これは良さそうと思いせっかく習慣付いたルーティンも、ほんの小さなきっかけでうまく行かなくなる
『飽き性で目移りするくせに、自分がこれで良いと思うことは狭い。ストライクゾーンがすごく狭い』
とても共感する
よく夫から「頑固」と言われるのはストライクゾーンが狭いから
頑固というとマイナスな気がするがこだわりだと思えば納得して受け入れられる
一田さんは
出かけるのが億劫になったり、大勢の集まりが苦手
どう思われているかが気になるし、気にするがゆえによそよそしい態度をとって険悪になったり
感化されてすぐ真似するけれど全然続かない
「これが好き」って言ってたのに半年後には違うものがいいって言ってたり
それを指摘されると傷ついたり治さないとと思ったり
首がもげるほど激しく頷く
長い間第一線で活躍されていた方も、ごく普通の一般人と同じように悩み、傷ついている
上手くやれないこともたくさんあってそれを抱えて受け入れるまで多くの葛藤を経験している
自分が人として欠陥品であると思ってきた
欠けた部分だけに目がいく意識がいく
『どう努力しても飽きるものは飽きるし、だからこそ新しいものを見つけて紹介できるし、ワクワクを届けられる』
性格は変わらない
意志の力でどうかできるものではない
飽き性だからこそアップデートできるのだ
バグることも多々あれど、メンテナンスしてより良くなるあれこれに意識も目も向けていく
たとえ飽きたとしても何かしら自分の中に残るものはあるはず
少なくとも自分には合わないことが分かる
しばらくお休みして自分の引き出しの隅っこに追いやられてもまた復活することがあるかもしれない
まわりまわって
ものすごく遠回りをして迷いに迷って「らしい」を構築していくのかも
「暮らし」=「living」
飽きるのも生きている証
今度はこれに興味を持ったのかと笑えるくらい「飽きる」を楽しんでみよう