フルート吹きの音楽散歩

フルート吹きの音楽散歩

コンサートやレッスンを通して様々な人たちの音楽や生き様とふれあう中、フルート吹きとして感じた日々の雑感、音楽のこと、そして家族のことなどを書き記しています。


もうかれこれ15年も指導しているフルート講座ですが、最近は受講生による自発的な活動が活発になっています。

ほとんどのメンバーがボクより歳下なのですが、それだけに皆さんフルートを吹くことが楽しくてしようがないのでしょう。

ボクも若い頃はそうだった。だからそのエネルギーを少しでも分けてもらおう。そんな気持ちで接しています。


写真はその若かりし頃によく通っていたサンストンという喫茶店のオーナーが作った石のオブジェ。もうかなり前に閉店になってるのですが、先日少しお邪魔した際に撮りました。この店は天井が高くフルートを吹くには絶好の場所で、よくコンサートをやらせてもらっていました。



さて、余談ですが少し前に値上がりしたばかりだと思っていたパウエルフルートがまた値上がりするようです。高価なものは一千万の壁を軽く超えて一千三百万台という価格になっていました。それでも買う人はいるんでしょうね。


このところ福岡は「春が、来た!」という感じです。

このところ連日のペースでYouTubeに動画を上げてます。とくに大きな理由はないのですが、コロナ禍の頃みたいです。

でも、そのおかげでいい発見がありました。YouTubeで伴奏部のピアノ音源を公開している人がいるんですね。多分、外国人だとは思いますが、本格的な曲ばかりが並んでいます。カラオケCDではあまり見ないものばかりなのでゆっくり挑戦してみようかなと思っています。

TV CMに釣られて熊本県小国町の北里柴三郎記念館を覗いてきました。細菌研究で名を馳せた人ですが、今年から発行される新千円札の顔になります。

当然のことながら記念館は彼の偉業について色々と紹介しているのですが、いちばん気を惹かれたのは北里柴三郎を支援したという福沢諭吉の写真でした。

一万円札の肖像画とは少し違っていて、その眼差しが引き込まれるようです。もしもこんな人と対峙したらちょっと萎縮してしまうかな。そう思ってしまいました。

今日は長女と二人で香椎の仏蘭西料理の店に行ってきました。お手頃な値段でちょっとしたコース料理を愉しめる極めて庶民的なお店です。


先日はリッツカールトン福岡の前を通ったので、中をちょっと覗いてみようかと入ったら、あれやあれよという間に高層階の喫茶に誘い込まれ、そこで随分と高価なコーヒーを飲んでいました。


今日の仏蘭西料理店はそれとまったく同じ値段でコース料理ですから、そう考えると本当に安い。ホテルのコーヒーを思い出し、改めて実感しました。


帰り道はそこから福間海岸へ。今はもう営業していない昔行きつけだった海辺の店に立ち寄り、80歳のママさんと長話を。娘は横で静かにしていましたが、かなり退屈したことでしょうね^_^



9月の末に開催した教室宣伝のためのコンサートの第二弾を18日に行いました。今回はiPadとBOSEのスピーカーをつかっての単独演奏です。


いつも思いますがこのスタイルはとても手軽で、通常の演奏会で感じるストレスがほとんどありません。その分、聴いてる方は面白くないとは思いますが、ボク的にはこの手軽さが心地いい。結果、本番直接でもほとんど緊張しません。


前回、この日に2回目をやるよと告知してましたので開催しました。しかし条件の悪さから公民館での教室開講自体が白紙になったので、多分これが最後です。次はいつと尋ねられた方には申し訳ないなと思いながら、決まってませんと答えざるを得なかった。ここでお詫び申し上げます。



九月末に近隣の公民館でコンサートでした。およそ20年ぶりくらいの琴との共演です。特設のステージを用意してもらい、少し高いところからの演奏です。


ほぼ満席の来場者を相手にするのは久しぶりでしたが、意外なほど冷静でした。若い頃には肩に力が入ったりと色々でしたが、やはり年輪を経たのかなと思います。


そして、どちらがいいとか悪いということではなく、東洋の楽器と西洋の楽器は、やはりまったく異なる思想で作られたものであることを実感しました。

裏側にペーパーをかけたことで接着がよくなったようです。ここまで来るのにおよそひと月。擬似ラファン、ようやく完成です。


銀粘土を使って作った擬似ラファンは、なかなかキレイに仕上がりました。しかし問題も。右サイドのアドラーはしっかりとくっついて拭き掃除をしても剥がれることはないのですが、左サイドのアドラーがしばらくすると剥がれ落ちるという現象を繰り返しています。


おそらくは形成の際に付けた底面の微妙なカーブがフルートの歌口のカーブと合っていないのでしょう。


そこで今回は裏面にペーパーをかけて歌口に貼り付けてみました。これでしっかりつくようなら申し分ないのですが。


ここのところ凝りに凝っているアドラー作りですが、遂には銀粘土で作るということに思い当たりました。



金属板を切って削るよりは容易に形成できます。今回は歌口のカーブに合わせるべく、水筒の上で板を形作ってみました。そして充分に乾燥させたらガスコンロで焼き上げます。白っぽい粘土が炎に当てると銀色に変化します。


細かい作業は子どもの頃から好きで、銀粘土細工もなかなか面白いので、いつか指輪にもチャレンジしてみようかと思いました。


さてアドラーですが、こんなお手製のものでも効果はあるようです。気のせいかもとは思いますが本物のラファンよりいい気がします。


難しいのはやはり形成でラファンのようなキレイな形状に仕上げることですが、むしろ雑な方が面白い音の変化が起きているのかもしれません。ただ、自分的には可能な限りキレイにしたいと思いますから、現状のやり方では無理かもしれません。


昨日は福岡市内で開催されたフルートフェスティバルの展示ブースで某メーカーの製作者とお話しましたが、後付けで取り外し可能なアドラーを作るのは難しいということでした。やはり自分の腕を磨くしかない。そういう結論に至りました。