君に宛てた手紙も 幾つもの表情があり
空色に透けゆく心も 幾つもの色があり
いつものように 君が空気と一つになる時
その場所を歩いていたのは私だった


いつからだろうか 君が歩き出したのは


私達は 生まれる以前から
知り合っていた
愛し合っていた
結ばれていた


でも 生まれ落ちた時から
そのことを忘れはてて 今に到る


しかし 出会いの時はあるのだね


お互いに想い出す時は
もう一つの魂に 君がなり
もう一つの魂に 私がなる


さらなる機会が巡ってくれば
お互いの運命に何かを加える


再び君の姿をみて 
私は私らしくなる


二人して雲に昇ってゆけば
星も近くに輝く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(天川貴之)

 

 

 

 


 


 その微笑みを追って 

 虹を追いかけてゆく


 どこまでも視界が広がって
 君の色の雨が降り 野に出でる


 そして 二人が並んで歩いた道を
 さらに走ってゆく


 並べゆく肩 微笑みの雲
 二人は虹をつくろうと合図を送ると
 雪が二人の肩に降る


 白い姿の中に海が広がり
 浜辺までの距離は
 君と歩いてゆく距離


 雨の時も 雪の時も
 波の時も 嵐の時も
 共に生きてゆこうと誓った日々は
 永遠の時の流れの中で
 さらに神話となる

 

 

 

 

 

 

 

  (天川貴之)

 


 


 世界中の詩人達が
 大忙がしだ


 君の舞に
 詩をつけるために


 何を歌ったらいいなんて
 僕に 聴かないで


 君の言葉は
 やけに透きとおり
 涙の奥を通過している


 あらゆる善意に彩られ
 君の魂は
 人生に花をそえる


 私達の魂は
 かくも美しく
 全てのものを彩っていたよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 (天川貴之)

 

 

 

 


 チューリップは
 まだ咲かぬ

 

 桜にも遠い
 梅にも遠い


 けれど つぼみの咲くという


 つぼみの中に
 無限の豊かさがある


 自然の恵みなんて
 本当の奇跡が一杯で
 花を 何に例えるというのだろう
 花は 花に語らせておけばいい


 君の心の中には
 つぼみのまま
 無限の下に咲く
 宇宙が 花をつけている

 

 

 

 

 

 

 

  (天川貴之)

 

 

 

 


 


 笑い合える間に
 虹を創らなきゃね


 語り合える間に
 花を咲かせなきゃね


 そんな真冬日和りに
 誇らしげに
 咲く花の色は
 今を謳い居る


 笑い合える間に
 笑顔を創っておこうよ


 道を説く君の側に

 花を飾っておこうよ


 天然の音の舞いを
 側に置いておこうよ


 今のうちに

 

 

 

 

 

 

 

 

  (天川貴之)