「空気」

 

 

 

  まるで空気のように
  君は私の側にいる
  まるで空気のように
  私は君の側にいる
  いつものことだったから
  その価値に気がつかない
  空気がなくなることなど
  想像できなかったように
  君を失うことも
  想像できなかった
  想像する必要もなかった
  なんとなく永遠がそこにあった
  静かにやさしく
  幾たりかの季節が巡った