いつも倹約しんちゃんのブログを読んでいただきありがとうございます。

 

再々就職活動をしている中で感じることがあります。

 

「世の中は本当に人手不足なのか?」

 

人手不足の割にはまだまだ人を選んでいるところがあります。

これまでの職場より劣る「ダメ会社」には就職したくないので、私も就職する会社を選びます。

でも、残念ながら大分県内には私の満足を満たす会社は存在しません。

 

今年の2月いっぱいで離職し、前職の処理が遅れたことで求職申し込みが3月中旬になっていました。

そこから「会社都合による退職」としてもらう対応に時間を使い、認定を勝ち取りました。

2か月間の「給付制限の解除」と所定給付日数を「90日から180日に倍増」させることができました。

そのほかにも「国民健康保険料の減額」や「国民年金保険料の免除・納付猶予」なども受けられました。

 

でも、全て期限付きで永久ではありません。

残すところ約2か月で、この期間中に再就職先を決めるか。。。稼ぎ方を変える選択を迫られます。

そこで、いろんな業種の実情を知るために単発バイトアプリを通じて各職場に潜入する機会を作っています。

どんな職場にも表の顔と裏の顔が絶対にあるので、本性を見抜く特殊能力を利用して本質を探る旅に出ることにしました。

 

 

先々月から利用を開始した「メルカリハロ」で福祉施設厨房の皿洗いや清掃を担当するお仕事をしてみました。

福祉施設が調理を外部業者に外注していて、その外部業者がメルカリハロで単発バイトの募集を出しています。

禁止されている「二重派遣」を合法的に実現されているイメージですが、問題なければ関係ありません。

 

「皿洗い」と「清掃」というお約束だったのですが、何でもできるレベルの調教が始まりました。

勤務時間前から配膳準備、炊き上がったご飯やおかゆ、汁物の注ぎ分けなど厨房のお仕事を任されるようになりました。

注ぎ分けは入居者様別に計量が必要で、約100人分の各種注ぎ分けについて細かい指示が出ます。

 

他のバイトの方がどのレベルで仕事を任されているのかは知らされていません。

既に努められているパートさんが逃げる仕事を引き受けていたら、自然とこのような流れになっています。

実際のところ、洗い物と掃除だけでは間が持たず時間が経たないので、もう少し忙しいくらいが丁度イイです。

今週、もう一度だけ同じ場所でアルバイトをしたのですが・・・

 

「次はいつ来るの?」 

 

と、もう、するつもりのなかったバイト先から確認がありました。

その場限りではない事が理解できる、とてもイイ人たちに恵まれた職場でした。

さすがに「もう、来るつもりはありません」なんて冷たいことを言えなかったので。。。

 

「次の予約が取れればまた来ます」

 

と約束してしまいました。

求職中で失業手当を受けている立場なので、ハローワークに相談した範囲でのバイトになります。

私が現在制限を受けている内容は以下の通りです。

 

①週の所定労働時間が20時間を超えないこと

②週の就労日が4日を超えないこと

 

 

そして、利用しているバイトアプリ「メルカリハロ」の制限は以下の通りです。

他のバイトアプリを利用すれば、①の条件は回避できます。

 

①応募は1日1件まで

②週の労働時間は39時間まで

③同一パートナーからの月間の給与合計(交通費込)が80,000円以下

④同一パートナーからの年間の給与合計280,000円以下

 

 

求人が出ているバイト先の多くは交通費なし、出ても120円でバスでさえ乗れない金額です。

時給も1,000円を超えるバイトのほうが珍しい状況で、東京都で生まれ育った私としては嘘のような環境です。

私が学生時代の時のアルバイト時給金額にすら届かないのです。

 

今回、初めて厨房のお仕事をする機会に、上から下まで揃えるのに6,000円の費用がかかりました。

 

 

 

 

 

バイト先からの指定条件を満たす必要があり、就業先で準備してもらえるモノが一切無いのも厳しいです。

バイトをする前に既に赤字で、往復のガソリン代を含めると大赤字です。

同じ厨房で2回のアルバイト代でやっとトントン。。。か「やや赤字」です。

3回目からやっと手取り時給が750円になる計算でしたので、約束を果たしたところで辞めることを検討します。

 

炎天下で8時から17時までの草刈りのアルバイトでやっと時給1,000円って。。。受ける人が居ることがスゴイ。

草刈り自体は大好きなのでやってもイイのですが、家族から猛反対を受けたのでやっていませんけど。。。

 

 

このような各種制限を考慮して、倹約しんちゃんなりのバイト条件を設定しました。

あくまでも求職活動の一環としての体験型就労のため、お金稼ぎに走らないこととしました。

でも、赤字が出る場合は回収したい。。。

 

①連日のバイトを避け、やっても1日おきの間隔を確保する

②体力を無駄に消耗するような環境下での労働を避ける

③(時給に目を眩ませて)筋力を必要とするような重労働を避ける

④(赤字になっても)やってみたい業種のみとする

⑤土日祝日は働かない

 

バイトを連日にしない理由のひとつは、厨房の衣装が1着しかないので洗濯が間に合わないからです。

ゴム手袋や厨房用の靴底をしっかり塩素消毒したいので、連日は難しいと考えました。

ハローワークからの制限もあるので、このくらいのペースが丁度イイです。

 

 

初めて厨房のアルバイトをしてみた感想ですが、ちゃんとしたルールが無いので教える側も教えられない感じでした。

退職した前職の話にも書きましたが、「教える側の準備ができていない」状態です。

教える側が教えなければいけないことをいくつも質問したのですが、明確な答えが返ってきません。

 

厨房の広さに対して人数は足りているのですが、一人一人がバラバラに動いていて個々の感覚だけで動いています。

調理器具の行方捜索の時間が多く、「○○はどこにある?」というやり取りを何度も耳にしました。

人手不足というよりは「段取りと教育の不足」だと思います。

 

施設の利用者毎に用意するモノを細かく書いてあるのですが。。。

初回作成された表示物を手書き修正していくので、せっかく分かりやすくした表示が乱れています。

担当している栄養士の怠慢が原因で、「手書きですけど修正しました!」というセリフを数回耳にしました。

せっかくの良い仕組みが台無しです。

 

この厨房の方から就職のお誘いをいただいたのですが、丁重にお断りしました。

片道1時間を超える通勤もしたくありませんし、私が性格的に務まるようなお仕事ではないことが十分わかったからです。

(前職の苦い経験から)いい加減な環境の中で仕事をしたくありません。

 

 

そんなワケで、私の再々就職活動は困難を極めています。

最終的には自分が納得のいく会社を自分で作ることになるかもしれません。

これだけいい加減な状況で会社運営が成り立っているのかと思うと、苦労はあっても不可能ではないと感じています。

でも、これは現時点の甘い考えなので、今は現実を冷静に見る目を養う期間でもあります。