以前からこのブログに書いているとおり、夏風邪を引き、それが中々治らない。
それどころか、仕事も肉体鍛練も休まないので、症状を悪化させてしまったようで、今週日曜から月曜にかけて38度オーバーの熱を出してしまった。
だが体調が悪くても、鍛練を怠ればそれだけ弱くなってしまう。
とくにベンチプレス大会を控えている現在は、たとえ熱が出ていようが、鍛練を継続しながら治してゆかねばならない。
俺はカラダが弱いので、よく風邪を引いたり熱を出したりするのだが、そうした時にいつも思い起すのが、ある2人の武道家の逸話だ。
まず、戦前から戦後に掛けて15年間も不敗を誇った「柔道の鬼」と謳われた木村政彦先生(以下、敬称は略)。
ある時、武道専門学校(武専)に出稽古に行ったところ、木村政彦を潰そうと、40~50人の稽古生が次々に掛かっていったという。
武専と言えば大日本武徳会が設立した武道指導者養成施設で、武徳会のライバル団体である講道館の木村政彦が単身で訪れたとなれば、これは道場破りと捉えられても仕方のないことなのだ。
このような状況でも、木村政彦は必殺の大外刈りで相手を次々に畳に叩きつけ、そのほとんどを伸ばしてしまった。
木村政彦、その日は体調が悪く、38度以上の熱があったというから凄まじい。
もうおひと方は、極真空手の第17・18回全日本大会および第4回全世界大会王者の、松井章圭館長。
全日本チャンピオンになる前の20歳頃のこと、先輩である師範が指導する支部道場に出稽古に行った際、運悪く直前に40度の熱を出してしまった。
高熱を出しているとは言え、自分が願い出た出稽古なのでキャンセルするわけにもゆかず、そのまま出席して稽古をやり切った。
そればかりか稽古後、銭湯に出向き風呂に浸かり、夜に倒れ込むように眠ると、翌日には熱が引いていたという。
ご本人いわく、たっぷりと汗をかいたので体内の悪いものが排出されたのだろうとのことだ。
木村先生にしても、松井館長にしても、その逸話から汲み取れるのは、絶対に稽古を休まないという真摯さと、強くなることに対する激烈なまでの執念である。
むろん俺など2人の偉大な武道家に比肩すべくもないが、せめてそのエピソードに触れて、自分を鼓舞することくらいは出来ようか。
そうやって鍛練に励み続ける男の、今週も今週とて今週のトレ!
まとめてアップ・ロード!
7月21日(日)
【ベンチプレスの日】
ベンチプレス
60kg*6
60kg*6
60kg*6
80kg*6
100kg*6
120kg*1
140kg*1
150kg*1
152.5kg*1
150kg*1
150kg*1
150kg*1(以上、試合挙げ)
127.5kg*3
127.5kg*3(以上、足上げナロー止め有り)
夏風邪で体力の消耗が激しいため、限界値を攻めるような1発挙げではなく、絶対に挙がるであろう150kgほどで丁寧な1発挙げを繰り返しておいた。
その後は足上げナロー止め有りにて地力強化練習を。
辛うじて練習は完遂したものの、やはり病中の身体へのダメージは避けられなかったようで、この日の深夜から38度の熱を出してしまった。。。
7月24日(水)
【ベンチプレスの日】
ベンチプレス
60kg*6
60kg*6
60kg*6
80kg*6
100kg*6
125kg*3
147.5kg*1
140kg*2
142.5kg*2
145kg*1(以上、試合挙げ)
127.5kg*2
127.5kg*2(以上、足上げナロー止め挙げ)
メインセットの試合挙げ2発×4セット狙い、147.5kgにてチャレンジするも1セット目の時点で非常な重さを感じた。
そこで2セット目以降は負荷を落として、
140kg → 142.5kg → 145kg という具合に重量を設定しなおし。それでも残念ながら、145kgでさえも2発挙げならず。
サブセットの足上げナロー止め有り127.5kgも、これまでは3発は確実に挙がっていたのが、今回は2セットとも2発止まり。
風邪による体調不良のせいだろうか。。。
7月26日(金)
【ベンチプレスの日】
ベンチプレス
60kg*6
60kg*6
60kg*6
80kg*6
100kg*6
120kg*1
140kg*1
155kg*1
162.5kg*1(以上、尻上げOKブリッジ挙げ)
前週にせっかくシーズンベスト・タイの165kgを差し切ったのに、体力が著しく落ちているようで、162.5kgが精一杯。。。
162.5kgが挙がっただけでも良しとすべきか。
さて、いまだ喉も鼻もグズグズと調子が悪いが、鍛練あるのみ!
いったん落とした調子を、果たして次週はどこまで戻せるか!?