落合川(弁天川)(4) 源流部~落合川合流部
弁天川は、東久留米駅の北側の厳島神社内にある弁天池を源流とする水路です
ここ15年は水があったという話を聞かないので、ずいぶん昔から枯れていると思われる
池を出るとすぐ暗渠となり、都道234号線に並行して進み落合川へと注いでいます
弁天川は水路延長も短いので、落合川の接続水路として扱います
写真1 弁財天のお堂と弁天池
空堀の中心にお堂が建てられている、現在は青い橋が掛けられているが以前は赤い橋だった
暫らく水があったという話を聞かないので、ずいぶん昔に枯れたのかもしれない
写真2 弁天川の暗渠道
都道234号線までの区間の暗渠は狭く見通しも悪い
写真3 都道234号線合流部
道が広がり歩道ができている、暗渠道に比べて格段に広がっているが、ここは1990年代初頭まで弁天川の開渠があった
水路幅は2m近くまで拡大され排水路になっていて、開渠は浄牧院前の交差点辺りまで続いていたが、2000年前後までには暗渠化されている
写真4 東久留米第2住宅付近の弁天川
水路敷が広がり、コンクリート蓋水路が真ん中を通っている
弁天川のルートは、1960年代前半に東久留米第2住宅近辺から黒目川までの区間を開発した際に一部移動しました
1950年代まで黒目川と弁天川の間に大規模な水田地帯が存在しており、小水路も網の目のように張り巡らされていたようです
当時の弁天川は、もう少し北側を流れていました
1960年代に入り広大な水田用地が宿舎になりましたが、カーブしていた弁天川を使いやすいよう南端に寄せて現在の形になったと思われます
写真5 再び都道234号線沿いに戻る弁天川
防草シートで覆われており水路の様子は窺えないが、おそらくコンクリート暗渠が下にあると思われる
この先で落合川に合流するが、それまでの直線的な流路とは違い水路が蛇行し始めるので、そこからは元々の流路なのかもしれない
写真6 スポーツセンター南側の弁天川
草が伸び放題だがコンクリート暗渠が隙間から見える、この少し先で開渠になるようだ
写真7 落合川合流部
前回も紹介したが落合川との合流部
暗渠上で確認が取れる区間では水の音等は聞こえなかったが、合流部からはそこそこ水が出ている
途中で湧いているのか、スポーツセンターからの処理排水なのかはわからない
今回で落合川関連は終了します、次回は近くに合流している立野川に移ります