酒亭玉河 立川 | 武蔵野舟木組 2024

武蔵野舟木組 2024

               さすらい

 

 

久し振りにJR中央線の下りに乗って立川へ行きました。

40年前には、立川から青梅線に乗り換えて青梅まで仕事に通ったのが懐かしく思えます。

その後も街は、変わりに変わって大きく変貌を遂げていました。南口などは、その昔は駅前に昔からの居酒屋が二軒並び、明かりも少なくロータリーにはタクシーが並ぶだけの、寂しい駅前だった事を思い出します。

 

それに比べると北口は、駅前に高島屋が有り、中央の通りにはビルが並び、活気がありました。

しかしこれも昔の話で、立川駅構内は巨大ね駅ビルの商店が出来、モノレールが開通してからは、デパートも移動し、街全体が再開発で巨大な街へと代わり、人の流れも飛んでもない量になっています。

 

今思えば、まだ立川基地の跡地が整備されていませんでしたが、そこには昭和記念公園が出来、大型施設が次々と出来上がりましたし、モノレールも走るようになりました。

立川競輪場に向かう人たちも、以前であれば、直ぐ見て取れましたが、今では雑踏で、そこに向かう人影も隠れてしまっているようです。

こんな話が判るのは、私の年代の人たちで、若い人には想像も出来ない事でしょう。

 

 

さてそんな立川に、70年近く営業している居酒屋が有ります。呑兵衛には有名な「酒亭玉河」です。立川の北口駅前にあり、地下にある店です。

この店は定食屋でもあり、昼飲みも出来るお店です。初めて行ったのは、やはり40年ほど前で、その後2,3度行っただけのお店ですが、呑兵衛にとっては、つまみのアテも多く、値段が安い事から、開店から閉店まで常連さんで常に混んでいるお店です。

 

友人たちと待ち合わせて、地下に降ります。

至近で来たのがコロナ禍の頃で、座席にはビニールが張られ、コロナ対策がされていました。

今回は、座れないと困るので昼過ぎに予約を入れ、案内されたのは掘り炬燵風の小上がりでした。まずはビールで乾杯。

 

メニューと壁一面に貼られたお品書きを見ながら、注文しますが、何から頼んでよいか迷うほどの品書きです。タコブツ、イカ刺し、もつ煮込み、メゴチの天ぷらなどなど。一品ずつ沢山を注文。ビールから生酒に替えて綺麗なグラスの猪口で飲みました。冷蔵庫から出されたばかりの生酒が進みます。

 

梅水晶が何か?と気になる友人の為に梅水晶を注文します。

梅水晶は、梅肉にサメの軟骨を和えたもので、呑兵衛には堪らないアテです。

 

気が付くと店は満員になっていて、2時間と言われた制限時間で、ラストオーダーになりました。いささか2時間では短いと思っていて、次の店も考えていたのですが、お酒も進み話も弾み、店を出たらもうヘロヘロ(笑)

 

いい気持ちで、友人たちとはお別れ。

1人は南武線で、1人は武蔵野線で、そして私は中央線で皆それぞれ家路につきました。

 

何とも庶民的な「酒亭 玉河」今度は昼間に一人飲みで行ってみたいと思っています。