舟木一夫 映画ポスター展 北国の街 | 武蔵野舟木組 2024

武蔵野舟木組 2024

               さすらい

 

 

昭和40年3月20日公開 日活

 

新潟県十日町は絹織物の町として昔から有名だが、いまでは機械織りが町を支配し、手織り職人の生活は苦しかった。小島海彦は手織職人の父親を持ち、高校卒業後は父親の後を継ぐことになっていた。ある日、海彦は通学の列車の中で可憐な一人の女学生に目を止める。一目で心を奪われた海彦は、毎日の通学列車の中で彼女に会えるのを楽しみにしていた。そんなある日、満員の列車に乗り込めずデッキからはみ出している彼女の姿を見つけ、海彦は手を取り助ける。これがきっかけで彼女-志野雪子と話す機会に巡り合えた海彦は、毎日の列車の中で話し合う仲となる。お互いに好意を持ち始める二人だったが、雪子は来年、東京の女子大を受けると海彦に語りかける。もともと勉強の出来る海彦は手織り仕事を継ぐか、東京の大学に進学するか悩み始めるのだった。