1955年 日活映画公開作品 劇団民芸
監督: 若杉光夫
出演:山田五十鈴 宇野重吉 小沢栄太郎 内藤武敏 高田敏江 浜田光曠(浜田光夫)
浜田光夫さんが劇団東童で、子役として本名の浜田光曠で、初めて出演した映画です。
因習と封建の村社会での生活を通して、一人の少年竹丸(浜田光夫)の成長ぶりを描いた作品です。二つの集落の子供たちが、川での石合戦で、自分達の水泳場を奪い合っていました。
石合戦は源平の時代から合戦を模して、子供たちが石合戦をしていたとの記録もあり、今でも行事として行われているとの話もあります。
子役時代の浜田さんは、その後の浜田さんそのままの可愛らしいお子さんですが、とても演技の上手な子役さんです。この作品からしばらくの間は、芸能界を離れますが、この時の監督さんである若杉光夫監督の勧めで「ガラスの中の少女」のオーディションを勧められ、吉永小百合さんとの共演が始まります。この映画では、まだ浜田光曠名で出演しています。
戸籍上の本名は、浜田斌(あきら)ですが、姓名判断に凝っていた母親の勧めで浜田光曠に改名します。そしてその後若杉光夫監督から名前を貰って、浜田光夫となります。
ロケ地は東京青梅市です。
初めてこの映画を見たのは、もう10年近く前で、その時は画像が悪かったのですが、現在はデジタルリマスター版になり、綺麗な画像で見れるようになりました。
「prime video」で見る事が出来ます。
以前に浜田さんにお会いした時に、この映画を見た事をお話をした時には、大変懐かしいと話されていました。