さすらいさんちの話 6/7 | 武蔵野舟木組 2024

武蔵野舟木組 2024

               さすらい

 

カミサンが亡くなってから、家から出る事が無くなり、気分転換に旅に出ました。

しかしながら、昔の様に、体力的にいろいろ見て歩くような旅は出来ないので、近場で歩かなくて良い様な事を考え、山梨の石和にする事にします。

 

何故石和なの?

となる訳ですが、石和には特別な観光地もなく、海もありませんから、特別美味しい料理がある訳ではありません。目的は温泉に入る事と、数年ぶりに「アカスリ」をしたいだけです。(笑)

 

「アカスリ」は近くの健康ランドでも出来るので、わざわざ宿泊して行く事は無いのですが、それはそれ、旅気分が味わえれば良い訳です。特急かいじに乗る事で、これは立派な旅行です。

何の事は無い、1時間少々で着いてしまいます。

石和には二度泊った事があります。一度は、もうかなり前に、勤め先の社員旅行の幹事で行きました。二度目は、ブログを始めた頃(10数年前)ブログで知り合った方の野球大会が行われ、会いに行った時に、急遽旅館を見つけて泊まりました。

 

 

 

駅前には「足湯」があり、到着して直ぐに足湯に入ります。

気の良いおじさんが居て、足湯に浸かりながらいろいろ話をします。東京に住んでいて、定年を機に離婚して、今は一人で悠々自適な生活を送っているようで、いろいろな旅館の日帰り温泉入浴をしているそうでした。400円で入れると教えてくれます。

 

 

宿泊は「石和健康ランド」と言う所でした。

結構立派な健康ランドで、日帰りよりは宿泊客がかなりいる所です。思っていた以上にしっかりしたホテルで、一般的な綺麗なビジネスホテルと言った所でした。

 

 

 

念願の「あかすり」です。

1時間ほどゆっくり風呂に入ります。10数種類の風呂に次々と入ってみます。

アカスリのお姉さん(おばちゃん 笑)は小柄の人でしたが、40分身体の垢を落としていきます。もの凄い量が出た事でしょう。ここ5年以上アカスリはしていませんでしたし、最近はリウマチで上手く身体を洗えなかった事もあり、恥かしいほどの垢が出ます。

 

最後に、「大きな身体なので申し訳ない」と言うと、「大丈夫!相撲取りの竜電もやっているから」との事。竜電関は甲府出身で良く来るそうでした。

そんな看板や記事が、フロントに大きく貼られていました。

 

さて、今回の旅は、少しアクシデントがあります。

体調が余り良くなかったからか、風呂から上がるのに目まいがしたり、危なく滑りそうになったり。帰りには、段差に気が付かずコケました。(笑)が、見事に体を回転させて受け身の様な体制を取った事で、肘を軽く擦りむいただけで済みました。

見ている人が居て「見事な受け身だった」と褒めてもらいます。(笑)

 

石和の駅では、街角ピアノがありました。NHK-BSの放送を良く見ていたので、早速ピアノの前に座ります。何を弾いていたかは秘密です。(笑)