カミサンが亡くなったのは3月11日。2011年に東日本大震災が起こった日と同じ日です。
震災が起こった時は、東京の12階建てのビルの屋上に居ました。
小さな窓からは、ビルは大きく揺れ、地上が見えたと思うと、次には空しか見えず、その揺れでビルが折れるのではないかと思ったものでした。
防火戸がバタバタと開いたり閉じたりする音が、あちらこちらで聞こえて来て、8台あるエレベーターからは、キュルーンキュリューンと、不気味なロープが揺れる音が聞こえてきました。
今考えても恐ろしいものでした。
さて今日5月23日は母の命日です。
仏壇の中には、父、母、妹、義父、義母そしてカミサンの位牌と、沢山入っています。
さすらいには、二人の妹がいました。長女は、生まれて一週間で亡くなりました。カミサンの誕生と同じ年の生まれです。
そして、名前は恵子と言いますが、カミサンの名前も同じ恵子です。
カミサンは結婚して姓が変わり、妹と全く同姓同名になりました。
先月には、カミサンの納骨を霊園で行いましたが、墓石には、同姓同名の彫刻文字が入っています。そして妹の恵子の命日は、明日5月24日です。
何か不思議な日を迎えますが、新しくまた花を添えようと思っています。